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《動物の魂2》
「人」はあらゆる物事を経験し、その中で体験した
「詳細や感想」を全て「言葉」という「道具」に置
き換えて「認識」して「記憶」に残すことを可能に
しています。この「言葉」というものが有るからこ
そ、その「描写」も細かく、正確に残す事が出来る
のであって、ない場合、何処まで可能なのか？と考
えると、殆んどの「認識」を残す事が不可能になり
ます。「人の魂」の中核には、あらゆる生きる為の
「本能、自我」が有り、その周りを層状に「輪廻転
生」によって獲得した「経験の記憶」が巻いていま
すが、ここで改めて「動物の魂」と比較してみてく
ださい。
「あの世」において、いかに「魂」が肉体の呪縛と
時間の呪縛から逃れて「万能の力」を得ているとし
ても、肝心の「行の場」である「この世」において、
「認識力」の道具として最も重要な「言葉」を持た
なければ、基本「映像情報」と「音声情報」でしか
記憶を残す事が不可能となり、いくら「動物」に
「感情や愛情」があったにしても、何の「記憶」、
いつの「記憶」なのかも判別が付きません。
これらは「決定的な差」であると共に構造的に
「人と動物」とでは「魂が違う」のではないか？
という事への論拠になっているのです。
当然、この「テーマ」に関しては大昔より議論され
て来ましたが、どの時代の「信仰」や「道行」にお
いても「人の魂の理解」が進めば進む程、「動物の
魂」との違いは歴然とし、その答えとは「否」とな
るのです。
では、更に丁寧に検証を進めたいと思います。
いかがでしょうか？「あの世」での「魂」とは思考
と思念だけの「エネルギー体」です。全ては過去生
の「この世での体験」を材料にあれこれとイメージ
により「念想する思考体」だと言えます。つまり
その材料が「この世での体験」しか無いのですから
「苦楽」共に「この世」にその材料を獲得しに降り
て来ている訳で、何事も未だ体験の無い事は知らな
い、イメージ出来ない事と言えますから、体験しな
くて何をするの？ただ何となく生きるの？と言える
のです。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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