再解説「赤ちゃんと幼児」の魂の正体（前もって書き込まれた赤ちゃんの能力）２

《前もって書き込まれた赤ちゃんの能力》

《不思議な事に、あらゆる「生き物」には「教えられ
なくても出来る」という、「予め書き込まれた」
「生存本能」に基づく「凄い能力」が存在します。》

例えば「鳥類」に見られる、最初に見た「生き物の大人」

を「親」として認識して付いて来るという「刷り込み」

あらゆる「草食動物」に見られる、生まれて間も無い

「赤ちゃん」が直ぐに「立ち上がり」移動を可能にする

能力。卵から孵った「海ガメ」が一斉に「海に戻ろう」

とする能力。それら全てが教えられてもいないのに予め

知ってる能力、つまりは「先天的能力」だと言えます。

《あらゆる「生き物」に宿る「先天的能力」は「生きる
事に特化した能力」です。そこには「赤ちゃん」は育て

られないと「生きていけない」「死んでしまう」という

事実が大きく存在します。》

人間の「赤ちゃん」の持つ凄い能力も、やはり「生きる」

という事に特化した能力です。例えば生まれたての「赤

ちゃん」は一見「非力」に見えますが、その「手足」は

「強い力で握る」事が出来ます。これは「把握反射」と

呼ばれるもので「母親」にしっかりと捕まり「落ちない

為の能力」であり、人間が「サル」であった頃からの名

残りだと言われます。

また「赤ちゃん」は「泣く」ことによってのみ「意思」

を伝えれるのですが、

《その「泣き声」は「声色や高さ」によって「周りの
注意」を「引きつける」ように完璧に「調整」されて

います。》

もちろん「赤ちゃん」は「母乳」を飲みながら「呼吸」

も出来る訳ですが、これも「気道の一部」が「大人よ

りも高い位置にある」事でスムーズに進んでいます。

「赤ちゃん」は水の中に入ると「鼻からの息を止めま

す」。この自動的な能力は、短時間で「泳げる能力」

に繋がっているのです。

生後間も無い「赤ちゃん」は一日に「約16時間寝ます」

がその「脳は眠っている」訳ではなく、その「眠り」

にしても「大人」程深くはありません。

「赤ちゃん」は「大人の2倍夢を見る」事が分かって

いますが、その「脳」はその日の「体験」を全力で

「分析」して「成長」しているのです。

人の一生の中において、この「赤ちゃん」の頃の

「成長」のスピードは「最速」なのです。

《「体重」は一年で「3倍」身長は一年で「約1.5倍」

になります。その急激な成長には莫大なエネルギーを

必要とします。生後6ヶ月の「赤ちゃん」の身長は大

人の「十分の１」ですが、その成長の為のエネルギー

は大人の「三分の一」も必要とするのです。》

まあ、何より「大人」にとって「赤ちゃん」の可愛ら

しさとは最大の「能力」であり「戦略」とも言えます。

何より「赤ちゃん」は常に「世話」をしてくれる「大

人の存在」が必要な訳ですから、その「無条件」に受

け入れて「世話」をしてしまう「魅力」こそが「最大

の能力」なのかも知れませんね。

いかがでしょうか？著名な子育て研究家「プリシナ・

ダンスタン」の意見では、生後3〜4ヶ月以前の赤ちゃ

んは「泣き方」「泣く前の声」等を「5種類以上」使

い分けており、それは世界のどの人種、肌の色文化に

も共通した傾向を持つとしています。親を呼ぶ時、

空腹の時、痛みを感じている時、病気の時、気持ちが

悪い時、使い分けて親に言っているのです。つまりそ

れらが聞き分けられる様になれば、あなたも赤ちゃん

とのコミュケーションが可能になるのですよ。

更に、続けていきましょう！！

「氣塾」代表 木村丈彦