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普通、漫画や小説ではなく「現実の世界」なら、こんな
「極端な話し」にはならない筈なのです。もう少しは
「緩さ」「曖昧さ」を含めた「許容量」が有る筈だと
思います。その「選択肢のない現実」「ひたすらに
前進する事のみを許された現実」、それが今の私の
現実なのです。今考えれば、今の「氣塾」をやり始めた
のも、ひょんなキッカケからです。
今から「９年程前」、二人の「お師匠様」との「修行」
を終えて、「一人での修行」を続けていた私は、普通に
駅ビルの「テナント」でミセスの「衣料雑貨」の店を
経営していました。まあ、売り上げもそこそこ安定して
いて、あまり「波のない」生活に戻っていたと思います。
「服屋」とは他のお店と同じく「待ち仕事」です。
顧客も着いて、今日は誰が「覗いてくれるのだろうか？」
と「ひたすら待つ」毎日を過ごしていましたし、
《お師匠様と交わした「受け継いだ技術」を他の才能に
「受け渡す」、マスターヨーガを広めるという「義務」
も、自分がもっと「歳をとってから、やれば良いか」》
と思い込み、自分の修行だけをコツコツとこなす日々が
続いていました。でも、当時世間ではＯＬさんを中心
に「ヨーガ」が流行りはじめ、駅前には「ヨガ教室」や
「ヨガスタジオ」が着々と増えていきつつあったのです。
で、もちろん、当時の私は「顧客」に自分が「行者」で
あるとバレると「話がややこしくなる」ので、ひた隠し
に隠して「営業」を続けていたのでした。
《でも、やがて「来るべき時」が来るのです。》
その顧客さんは、大体月に一度か二度、店を覗いて
頂いて、一、二点は服を買って頂くお客様でした。
その日も店に顔を出して頂き、カットソーをお買い上げ
頂き、その服を包んで袋に入れている時でした。
《お客様「私、最近「ヨガ」を習っているんですよー！」》
《私「へーー！良いじゃないですかー！！》
《お客様「こんなポーズをとってー、こんな感じで息を吐く
んですよー！！」》
《私「あ！それじゃダメ！もう少し顎を上げて、お腹を緩め
ながら息を吐かないと、ダメですよー！！」》
《私、お客様「、、、、、、」》
《お客様「あなた、なんでそんな事を知っているのよー？」》
《私「ハッ！い、いや、以前先生について習っていたもので》
《お客様「もっとあれこれ、知ってるんでしょう？私とウチの
生徒さん達数人にも、あなた教えなさいよー！！》
その「顧客さん」は当時では「ハシリ」の「気功整体院」を
近場で「経営」している方だったのです。そこから毎週日曜日
私はクルマで通い「6名程」の「生徒さん達」を相手に、
「古式マスターヨーガ」の「技術」を教え始める事になったら
のです。《そして「氣塾」が始まりだします。》
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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