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《我が内丹法の師匠、陳老師の教え》4
《陰陽和合》
我が師「陳 老師」は「太極内丹法」の「極意」として、
事ある毎に「陰陽和合」を説かれました。この「陰陽」
の「和合」とは、単に「陰陽」の重要性を説いたもの
ではありません。全ての「世」の中にあるものは、
「陰陽」の「性質」と「本質」を持つのですから、
《人は、世の全ての物事とも「和合」は成り得る。》と
いうことを表しているのです。つまり、本来誰の中にも
「善と悪」「歓びと悲しみ」「怒りと憂い」「悲観と楽観」
等の「表裏」を成す「要素」全てを「内包」し得る「素質」
は持っているのですが、「いかんせん」我々は「不完全」な
「生き物」な訳で、生まれてからの「生き様」により、
「偏った、癖」が付いてしまうのです。つまり「癖がある」
という事は「偏り」や「欠け」故に起こる訳ですから、
「陰陽」の「和合」とは、その「欠けている精神」を
「補完」し「整わせる」事によって「完成」させる事を
示しています。
その「欠け」を補う為に「内観瞑想」は「不可欠」と
なりますが、本来「瞑想」とは「智恵」をもたらす為に
あるものでして、「いざという時」に「活かされるべき」
ものなのです。そして《「いざという時」は「時と場所」
を選んではくれる様なものではありません。》
つまり、どの様な「時と場所＝シチュエーション」に
おいても《「瞑想」は出来て然り。》なのです。
その為には、もちろん「必要な段階」というものが
ありますが、自己内での「欠けて」いる部分の「補完」
が完了すれば、自己内の精神は当然「平静」「平穏」に
成り、自己内の「生命活動」における、あらゆる「躍動」
例えば「心臓の鼓動」から、「呼吸」に「呼応」して
身体を流れる「血脈」や「氣の流れ」、それら全てに
「自然」の持つ「躍動」と「同質」のものが「感知」、
「認識」する事が可能となります。これは「自己内」の
「精神」の「雑音」「雑念」を取り除く事により「可能」
となる訳で、それにより《自己内に潜む「自然」》を
「認識」出来るようになるのです。
では、これにより、どの様な「変化」が
訪れるのでしょうか？
「氣塾」代表 木村丈彦
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