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「どうせ」という言葉をあれこれと「突き詰めて」
考えてみると、ある程度「仕方がない」と思える物事
も出てくるものです。それは、あまり「後ろ向き」では
ない「どうせ」、「どっちにしても」というニュアンス
の方が近いものかも知れません。
例えば、家庭で数々の「家事」をこなす「お母様」の
場合、お子さんがいれば、この「どうせ」とは、
「本当は出来た方が良いのに」という思いから出てくる
ものが多い筈です。「どうせ、飽きるでしょう？」
「どうせ、汚すでしょう？」「どうせ、残すでしょう？」
上から目線の「否定的」な言葉ではありますが、
そこには「知っている」が故の「愛情」と少なからずの
「期待」が込められている「どうせ」だと言えます。
更にもう一つ、私にはその経験は有りませんが、ある
意味「仕方がない」と思えるような「どうせ」が有り
ます。例えば、長らくの「目標」でもある「受験や就職」
にやっとの思いで、それが「叶って」、その後に「平穏」
な日常に戻ったとき、それまでに「張り詰めていた力」
が「抜けて」しまい、思わず全ての物事に「どうせ」を
向けてしまう人も結構いると思います。それが「五月の
連休明け」に「電池切れ」のように起こるから「五月病」
とも言われます。これは「順応能力が高い人」なんかも
起こりうる事なのです。「合格、不合格」「成果、失敗」
そんな「両極」の「成果、目的至上主義」に長らく身を
置いていると、そこから訪れる、現実の世界には「無駄」
とも思える「必要要素」が沢山ある訳で、その「矛盾」
を突き詰めると「どうせ」という「空虚なもの」に行き
着いてしまうのは「仕方がない」ことかも知れないのです。
《本当は、そこからが「スタート」なのです。》
《でも、未だそこでは「ごまめ扱い」であるが故に、その
世界の「奥深さ」が見えないと、そうなってしまうのかも
知れないのです。》
ここからは、何処までも「自主性」と「積極性」の問題と
なります。「命令されなければ、動かない」「命令され
なければ考察しない」あなたは未だ「プロフェッショナル」
ではないのですから、自ら「学べる」「学ぶ必要がある」
経験すべき物事なんて、いくらでもある筈なのです。
つまりは「アウトプット不良」だということです。
私のような「人相手」の仕事や「ビジネス」の世界では、
「考察する事だらけ」です。その置かれている「立場 」に
1日でも早く、気がついていれば、その様な状態には、
ならないと思います。「修行が足りない」ということです。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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