再解説、智恵哲学講義「ゴータマ・シッダールタ前編」(此れがあれば彼があり)3

哲学
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《智恵哲学講義《ゴータマ・シッダールタ前編」》3

《此れがあれば彼があり》

さて「仏教」のポイントになるもの、として「四諦」

「八正道」をあげました。「縁起」に関しては後序

いたしまして、後は「気付きの瞑想法」というものが

有ります。これは「仏教誕生以前」の「バラモン教」等

においても同様なものがあり、「修行をする」という

事においては「流派、宗派」の関係は無く「止観行」、

つまり「止行」と「観行」により成り立つのは他と同じ

という事になります。これは「仏教」においては、

「無明系瞑想=アヴィッシャー」「受系瞑想=ヴェーダナー」

となります。「無明系」とは、その文字通りで「無明」を

滅するアプローチとなります。「無明」とは未だ「真理」

に程遠く、知恵の光に照らされていない「迷い」を意味し

ますから「混乱と混沌」の中に居る訳で「止行」を通じて

一旦「雑念を停止」させる必要があるということです。

よって「仏教」の言う「受系の瞑想」とは「観行」を意味

しています。「十二縁起」でも馴染みのある「受」から

生じる「煩悩を拡大させない」アプローチとなります。

その代表となるのが「四念処の観行」となり、

「身体の不浄」を観ずる「身念処」(不浄観)、

一切の「受」は苦であると観ずる「受念処」(一切皆苦)、

心の無情を観ずる「心念処」(諸行無常)、

法の無我を観ずる「法念処」(諸法無我)

これらによって成り立っています。

また「仏教」における「縁起(プラティーティヤ・サム

トパーダ」の考え方とは、全ての現象自体が原因や条件

が相互に関係しあって成立するものであって、独立自存

のものではなく、その起因となる条件や原因が無くなれば、

結果も自ずから無くなる、という「仏教」における

「根本原理」を表しています。この「縁起」の考え方は、

「此縁性(しえんしょう)=イダッパッチャヤター」の中

の小部経典「自説教」に表現されており、

《此(これ)があれば彼(かれ)があり、此れがなければ

彼がない、此れが生じれば彼が生じ、此れが滅すれば彼が

滅する。》

この場合の「此」とは「煩悩、無明」を指し、「彼」とは

「苦」を指しています。よって、

《「煩悩」があれば「苦」が生じ、「煩悩」がなければ

「苦」がない、「煩悩」が生じれば「苦」が生じ、

「煩悩」が滅すれば「苦」が滅する。》

と言い換えることが出来、これも「仏教の命題」の一つ

となるのです。これも「仏教の基礎」となり「法」を

表しているのです。

「氣塾」代表 木村丈彦


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