再解説、氣や修行に関する皆さんのイメージと現実（チャクラはあくまで「道具」という事）３

《チャクラはあくまで「道具」という事》

さて、ここからは「チャクラ」に関する皆さんの持

つ「イメージ」と我々の「現実」との違いに関する

解説です。まず「チャクラとは何ぞや？」と言うこ

とになります。

《「チャクラ」とは「インド」の「伝統的身体論」

における「エネルギー中枢」です。》

「サンスクリット語」であり「円、円盤、車輪等」

を意味しています。これは漢語では「輪」チベット

語では「コルロ」と呼ばれるもので「内丹、中医学」

では「経絡」に対応されています。「ヒンドゥーの

タントラ」「仏教後期密教」「各種ヨーガ」におい

ても同様の概念となります。

《「タントラ」における「神秘的生理学」では「物

質的な身体＝粗大身、ストゥーラシャリーラ」と

「精微な身体＝微細身、スークシュマシャリーラ」

に分けられ「微細身」は「魂」を中心にし「チャク

ラ」は「気脈＝ナーディ」と共に「粗大身」とネッ

トワーク的に繋がっているのです。》

「チャクラ」はよく「エネルギーセンター」と言わ

れますがそれは正確な表現だと言えます。何故なら

《「氣」というエネルギーを単に「発電」するだけ

ではなく、内圧を適度に保つ為に「排出する機能」

もありますし、各チャクラに応じた「身体的、精神

的、感覚的」又は「気付き、閃き悟り」を含めた理

知的な機能等、多彩な役割りを持っているものです。》　

この概念は今から「約五千年前」以上前の「古代イン

ド」において発見、提唱され、やがて「中国」から

「日本」そして「西洋」に紹介され、影響を及ぼす事に

なったのですが、

《どの「文明」においても、この「概念を否定」する事

は出来ず、影響を受けざるを得なかった為に、様々な名

前に変えて、各文明に残ったのだと言えるのです》

《これは言い換えると、どの文明も「チャクラ」を動か

し少しでも、その「恩恵を受けよう」と模索した訳で、

「密教の各種法具」から「パワーストーン」「数珠」か

ら「チャクラベル」迄、何とかして「チャクラ」を動か

そうとした、挑戦、工夫が今も昔のままに残っていると

言えるのです。》

まあ、この様な経緯がある為に、この「チャクラ」とい

うものは、時折「神秘主義」「スピリチュアリズム」に

より、神秘的不思議の対象として扱われる事にもなるの

ですが、我々「古式マスターヨーガ」の実践者、チャク

ラの専門家的な立場からすれば、いったき「チャクラ」

というものとは「何か？」と聞かれると、

《その様な「神秘的対象」ではなく、明らかに現存がする

我々の「身体、精神、知性」を「制御」する為の「道具」

「チャクラ」は７つ有りますから、まさに「七つ道具」と

言えるものではないでしょうか？》

となる訳です。

いかがでしょうか？あらゆる「信仰」が「懺悔、悔い改め」

そしてありがたい法話により「心の浄化」を目指します。

そして「道」とは師匠や諸先輩方の「技」に感動する事も

「心の浄化」に繋がるものです。つまり「心の浄化」とは

同時に長年に渡って溜め込んだ「自我＝エゴ」による「気

脈の詰まりを取る事」に繋がる訳で、そうすれば「チャク

ラ」は稼働を始める。そう言うシステムなのです。

更に、続けていきましょう！！

「氣塾」代表 木村丈彦