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《何故「大人」は「どうせ」という「冷めた精神」を
「保とう」とするのでしょう？それが「仕事」というもの
に与える「影響」とは、どういうものなのでしょう？》
それでは、改めて「仕事」というものに対して考察して
いきましょう。人にとって、そもそも「仕事」とは
「餌探し」に始まる「生命」を支える重要な作業です。
それだけに、人それぞれの「生き方」「個性」が生じる
物事だと言える訳なのです。現代においては「女性」の
社会進出には眼を見張るものがありますが、それでも
「仕事」というものは、特に「男性」にとっては「一生
の大半を捧げる」ようなものであり、人は「一生の
三分の一以上の時間」を「仕事」というものに費やして
いるのですから、非常に大きなウェイトを占めています。
まあ、「人生の中」でこれだけの時間を注ぎ込むのが
「仕事」なのですから「仕事は楽しむ方が良い」なんて
言われて、分かっていたとしても、単純に「楽しめる」
のは「仕事のあれこれ」さえ分かっていない「ルーキー」
の頃くらいで、普通は「プロ」になるに連れて、その
《「道」の奥深さや「社会的責任」を自覚すれば、
そんなに単純に「楽しめる」訳はなく、その「楽しめ
ない部分」を「やり甲斐」「生き甲斐」に「転換」する
事により「忍耐力を高める」ことに昇華させているのが
実際なのではないでしょうか？》
《つまり、長い年月の時間を注ぎ込む以上、人にとって
は「忍耐力」と「耐久力」が必須となります。》
《仮にその「仕事中の思いの質」が「良いもの、悪いもの」
であっても、「忍耐力と耐久力」的には「邪魔になる」
と言えるのではないでしょうか？》
どの道の「プロ」でも、プロになればなる程「その経験値」
は「活かされる」必要があり、その中にこそ「正確な判断」
が生まれるものですが、
《あらゆる「思い」がそれらの「邪魔」をして「冷静な
判断をする眼」を「狂わせる」恐れが出てくるのです。》
更に「お仕事」とは、長い年月の間に「悲喜こもごも」の
出来事が起こる訳ですから、その都度、安易に「感情」を
動かしていると「精神と身がもたない」事にもなり得る
のです。
《結局、最後は、そうなった時の「自分」が「問われる」
事になるのですから、大人は皆「平静」を「保とう」と
するのでしょう。》
「楽しくもないもの」を「耐え忍ぶ」、そこに「大人の
世界」の「シビアな事情」が隠されているのです。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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