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《本当に使える氣の正体、2012年》5
《行について5、支える哲学》
古式マスターヨーガと太極内丹法は自分を変化させて、
やがて人をも変化させる為の「道」であり「行」です。
身体と精神の「行」により、「気力」を十二分に身に付けた
人は光り、光は他の人に影響を与え、引き付けます。それが
新たな出会いを生み、出会いが「行者」を育て、新たな
「うねり」を作りだします。これは「行」を進める為の理論
ですから、もちろん万人の為でも無く「八卦」に従いその逆の
考え方も「一理」です。マスターヨーガと内丹法にはそれを支える
哲学が有ります。それは数千年の時間と数億もの先達の知恵の結晶
であり、指標、目標でもあります。
その第一が「体現」、ラニー師はよく「山登り」に例えました。
山登りの道中には、出会い、苦労、色々な思いの凝縮がある、
道中で見る木の葉の「しずく」の中にも宇宙があり、頂上から
見上げた空にも宇宙がある、「行者」は一つの山に登って始めて
次の山の頂上を見る事が出来る、そして山は次々と連なっている。
もちろん自分の為に登るのだが、世間は登った者の話しは聞いて
くれるし、聞きに来る。言葉の中に「体現」と「魂」が乗るからだ。
だが、それを本なり絵なりで知っているだけでは聞いてくれない、
世間はそれを知らない様で知っている。ラニー師のこの教えに加えて
陳老師は、中国、明代の陽明学にある「知行合一」と言う言葉で
言及します。「知行合一」とは「知って行わない事は、未だ知らぬと
同じ」、更に行者においては「知った以上、行わなくてはならない」
「行った以上、やがては、人にも伝えなければならない」と説きます
人間、一人の人生は高々80年~90年、これを読んで頂いている
皆さん方は、37歳~42歳の間の方が9割以上と思われます。
人生の折り返し地点にやってきて、残された体力のある年数も
イメージが出来るでしょう、でも、まだまだこれからです。10代
20代、30代でした、沢山の失敗や、楽しい思い、
それを抱いてこれから何をするかが問われます。
今一度「人として体を持ちこの世に生まれた」理由を考えましょう。
体を持っているのですから、行動し、示して「体現」にしましょう。
私もどんどん人と会い、しゃべり、笑い、吸収し「術」を伝えます。
今週末は東京「氣塾」です。また新たな出会いが有ります。
会っていただければ、私の言っている事は何と無く解るでしょう。
今回もスケジュールは満タンですが、新たな体験を予定してます。
また、ご報告させて頂きます。
次回は「行」を支える哲学の真意と目標2【融合と調和】
長々と読んで頂いてありがとうございます。
「氣塾」代表 木村丈彦
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