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《生真面目と不真面目の間が良い》7
《中庸の徳の一つの表れ》
《「生真面目」「非真面目」「不真面目」》という言葉
があります。この「非真面目」という言葉は「工学博士」
である「森 政弘」氏の作った言葉でありますが、
「生真面目」と「不真面目」という「両極の価値観」を
語る時の「中庸の徳」を「説明」するのに、非常に
的を得た「表現」だと思われます。
何かを達成しなければいけない時、「不真面目な人」は
「不真面目的な常識」に沿って、あまり「先行き」を
綿密に「考えず」、その「算段、段取り」も綿密では
ありません。本心はその気では無くても、兎角
「生真面目な人」から見れば「適当、いい加減」に
物事を進めてしまう訳で、その「結果の成否」に関して
は、やはり「偶然任せ」で「成り行き任せ」の「外任せ」
となります。ですから「目的」に対しての「達成率」は
どうしても「下がって」しまう事になる訳です。
それに対して「生真面目な人」の「目的達成」に対する
「計画」の「綿密性」は凄いのです。更にはあらゆる
「アクシデント」を「想定」して「二案、三案」と
「次の手」を予め用意したりもします。もちろんそれも
「常識」を外しませんし、「奇を狙う」事もしません。
ですから、あらゆる「想定」は有りますが、あくまで
その「生真面目な人」の限られた「価値観内」での
「想定」に過ぎません。ところが「世の中」での出来事
や「ハプニング」とは、兎角、彼らにとっての更に
理解不能な「想定外」が起こるもので、その「理解不能」
が起きてしまうと、単一な価値観しか無い「生真面目な人」
は、けっこう簡単に「諦めてしまう」しかないのです。
「非真面目な人」というのは、言わば「中庸の徳」の
一つの「表れ」で「生真面目」と「不真面目」、両方の
「特性」を「併せ持ち」尚且つ「使える人」を指します。
《現実での「困難」や「行き詰まり」は「ぐうたら」な
「不真面目」では無理で、頭から湯気が出る様な
「生真面目」でも対応は「不可能」です。》
だから、少しでも「責任」を持つ「皆さん」は、この
「生真面目」「不真面目」を「超える力」を持つ必要
があるのです。その「概念」が「非真面目」です。
「氣塾」代表 木村丈彦
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