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人類は太古から《「知」という「力」と「行ない」》
の「関係性」について、研究、議論を重ねてきました。
それは「紀元前」の「二千年以上前」から「お題」と
して「現存」していたという事ですし、そんな「太古」
でも「人は人」であったということです。その「根源」
にあるものとして「知、知識」というものがあります。
《これは明確に「知識欲」という「欲」です。》
《「仏教」の元となった「インド哲学」において「欲」
とは、「人又は動物」がそれを「満たす」為に何らか
「行動、手段」を「取りたい」と思わせ、それが満た
された時には「快」を感じる「感覚」のことである。》
とされています。そしてこれには「段階、レベル」と
いうものがあり、より「本能的」で「生理的」な「欲求」
としての「欲」から、《「心理」「社会的」な「欲求」
としての「欲」》「愛他的」な「欲求」としての「欲」
等、「高次的」な「欲求」まで含まれる、とされ、
《特に「仏教」において説かれる「欲」とは、根本的な
「本能的」「生理的」な「欲」に関するもので「精神」
による「理性の制御」により「愛情を育てたり」
「抑制」をする、行動を決定する基盤になるもの。》
だと言われます。
《その中において「知識欲」とは「心理、社会的な欲求」
に属するもので、それは「求知」「解明」により表され
ます。「求知」とは「好奇心を満たす欲求」であり、
「解明」とは「事柄を解釈、説明、講釈する欲求」だと
言えます。》
つまり「知識欲」も「欲」ですから「好奇心」を元に
発生して、それを「満たす」事により収まり、更に人は
その得た「知識」を「解釈して、説明、講釈する」事に
より更に自尊心を「満たそう」とする「生き物」だと
言える訳ですから「立派な欲」です。
「仏教」における「欲」とは、元々人間に「本能的」に
備わっているものですから「諸悪の根源」とは捉えま
せんが、「無欲を善として推奨する」立場をとり「欲」
からの「解放」を説きます。
《ただ我々は「根源的」に「経験による思い出」と
「知識」以外は、何も「あの世」には「持って帰れない」
という 「定め」を持つものです。》
《「ウパニシャッド哲学」においても「この世」で
「得たもの」その「全て一切」は「自分のもの」ではなく
「我が子」でさえ「自分のもの」ではない。》
全ては「借りもの」です。「輪廻転生」とはありとあら
ゆる「経験」を積むためのものであり、その「知識、知恵」
は「無極無限」に存在しています。そんな「性質」を持つ
《「知識」を「欲」として簡単に「罪」にしてしまうと、
ある意味「矛盾」が生じる気もしますし、腑に落ちない
ものがあります。》
よって最終的には、「知識」の「善悪」について、どこで
「整合性」「つじつま」を取るのか？という事が「お題」
となるのは「避けられない」のが「必然」となります。
よって、そこに「知識の使用法」としての「人の行ない」
という物事が条項的に「関与する」必要が出てくるのです。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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