再解説「人生とは本来楽しいものである」の哲学的検証（あの世には思い出しか持ち帰れない）８

《あの世には思い出しか持ち帰れない》

《「人生」とは、本来「楽しい」ものである。でも、

その「人生」を「楽しい」ものにする為には自らが

「切り開いて」いかなければならない。

「切り開いて」いけない人達には「人生」は「我慢」

を強いることになるだろう。》

ここまで読んで頂いた方々には、ご理解頂けたと思い

ます。《「人生とは、本来「楽しい」ものである。》

と《「人生」を展開する「この世」とは「修行の場」

である。》この一見「真逆」に感じる「この世の真

理」は「根の部分」において「つながって」いたと

言う訳です。

誰もが「この世」には「実際の体験」を経験する為

に降りてきたのです。「実際の体験」とは何か？

《「実際の体験」とは「あの世」には無いそれ相応

の「スリルや緊張」「プレッシャー」や「苦労苦難」

の数々がある筈であり、あってこそ「本物のこの世」

である。》

つまり、それが無いと「この世」のあれこれの現象

体験は「あの世」と同様の「幻」となってしまい

「嘘」になってしまう。《人は相応の「スリル」や

「プレッシャー」「苦労」「苦難」が無いと、自身

の「成長を信じられない」。》ということです。

それは「なぜ、苦しいのにマラソンを走るのか？」

「なぜ、痛いのにボクシングをするのか？」という

ような「愚問」と同じです。「苦しい、厳しい」と

いう「思い」があるから、「修行」という「成長の

中身」が充実するのであって、

《中身の有る「成長」こそが「生きる」という事だ

と「修行者」は知っているのです。》

その「いかに、生きるか？」という「この世のお題」

に対して、突き詰めると《我々は、いろんな思いを

する為に生きている。》という「真理」に至ります。

何故なら

《「あの世」には「思い出」しか「持って帰れない」

からです。》

「人生」には、もちろん単純に「楽しい」ひと時も

ありますが、それだけではなく「苦しくも楽しい、

ひと時」もあり、その方がより人間らしく「本物の

思い出」も作り易いのです。

そして「誰もが最初から強い訳ではありません。」

「弱い自分」から始まって、苦しい厳しい思いをし

て「成長」するから「楽しい」のです。

《「苦しい厳しい」は「楽しい」と「表裏一体」な

のです。》

「私も、そうやって強くなりました」。

「あなた」も「氣塾」に来られれば、強くなれます。

いかがでしょうか？結局のところ、沢山の「苦しい」

や「厳しい」に対する「乗り越えた！」を重ねない

と人は自分の事が信じられない。それらの「苦労」

が有ったから、今は信じられる。これが「人生の正

体なのです。」これが無くて、トントン拍子で上手

く行ってしまうと、その中に「実」が無いのでこれ　

また自分を信じられなく、今度は「失う不安」ばか

りが残ります。つまり自分の腕で作った人だけが、

この「不安から解放される」。

それは作り方を知っているからなのです。失っても、

また作れば良いだけですからね。

では、新たな「テーマ」に移りましょう！！

「氣塾」代表 木村丈彦