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現代における「スピリチュアリズム」に対して、
あれこれと「質問」を頂きますので、今回の「テーマ」
は、私なりの「見解」を書きたいと思います。
「精神力」に関する「あれこれ」をここまで連続して
書いてきましたが、これらは全て「古式マスターヨーガ」
に伝わる「哲学」を基にした「精神学」や「帝王学」の
教えです。また、それらは「梵我一如」の考えに基づく
「ウパニシャッド哲学」が、その基本になっています。
現在、日本においては様々な「スピリチュアリズム」が
「ごちゃ混ぜ」の状況になっていますが、そのアプローチ
において「西洋」と「東洋」では基本的に違いがあります。
「西洋」は「神性」を「自分の外」に求めますが、「東洋」
では「梵我一如」のとおり「神性」は「自分の中に内在」
すると考えます。このアプローチの「差」は《実に大きく》、
この「思想」が基になって「東洋」では 様々な「修練法」
が「信仰」と「表裏一体」となって「開発」される事に
なったのです。これは「平たく」言うと、「西洋的」な
「神」とは「高次の絶対的存在」であり、「神の働き」は
あくまで「神のみ」です。他の知的存在である「天使、精霊」
においては「神への仲介」をはかってくれるものであり、
「崇拝」では無く「敬愛」の対象とします。そして「人」
とは「罪を犯す者」。基本その様な関係から「人」は「神」
に対して「許しを請う」のですし、そこに「依存」と「服従」
「受動的」な性格が生まれ易くなります。
一方「東洋」では、「我=自己」は「梵=宇宙」の「一部」
であり、よって「我」には「梵」の「性質、素様」が
「含まれている」とし、更には「全ての物事」には「神性」
が宿っている。とする「汎神論=はんしんろん」の観点
により、本来、等しく「内在」する筈の、人の「神性」を
引き出そう!、また、少しでも「神」に「近づける」よう
あらゆる「精神、身体」含めた「修行法」が開発され、
より「積極的」なアプローチが可能となっていますが、
その「究極目的」とは、やはり「神に通じる力」すなわち
「神通力=アビンニャー」の獲得にあるのです。
ここに「西洋」の「受動性」と「東洋」の「積極性」の
大きな「違い」が生じてくるのですが、具体的に
どの様な「形」に出てくるのでしょうか?。
次回に続いていきます!!
「氣塾」代表 木村丈彦
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