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前回の質問、
「クンダリーニが覚醒すると言うことは、チャクラの流れが
滞りなく繋がっている。ということで、解脱すると言う
こととは、別の意味でしょうか？ ネットで調べたら、
クンダリーニ覚醒イコール解脱みたいに書いてあったので
以上、宜しく御願いいたします。」
「解答」の後半は「解脱」についてです。一般においての
「解脱」とは「煩悩」「執着」からの「解放」であり、
「迷い」の「苦悩」から解き放たれた状態を示しています。
しかし、我が「ウパニシャッド哲学」においての「解脱」は
《「個」である事からの解放。》すなわち「輪廻転生」と
「輪廻」からの「脱却」と説かれており、「転生」での
「身体」を持ちながらの「解脱」は不可能と取れます。
何故なら「輪廻転生」の目的とは「多種多様」なタイプの
考え得る「人の人生」を「生きる」事、例えば「貧乏人の
一生」「王様の一生」「戦争で死ぬ一生」等、様々な
人の「一生」を生きる事により、それぞれの「良し悪し」
「立場」を真に「理解」し「体験」する事を目的として
います。そして、その「経験」を元にして、次は様々な
タイプの「人」の「守護霊」に着き、指導を重ねていく
のが、更なる「輪廻」であり、それらを全て得るからこそ
自らの「魂」が「高上し」、一つの「個」である必要性が
無くなり「輪廻」から解き放たれ、「梵」すなわち「全体」
と「一つ」になれる。これが「インド哲学」における「解脱」
であり、人の一つの「一生」では、到底 叶わない「スケール」
であることを意味しています。よって「まとめ」ますと、
「クンダリニー覚醒」とは「気脈の詰まり」が取れて、
「氣」の「循環」と「チャクラ」の「稼働」が「可能」
になった状態を示し、これはあくまで「行」に入る
「準備」が整ったに過ぎません。そして、ここでの
「覚醒」が「悟り」と「同義」では無く、それは人で
ある為に、「悟り」とは得てからも更に「行動、活動」
によって「維持」されるべきものである、ということ
です。また「解脱」とは「輪廻」からの「解放」を
意味していますから、人の「一つ」の「人生」で可能な
スケールでは、到底無く、あらゆる「宗派」においても
「行」の持つ「スケール」とは「壮大」なものであり、
「安直」なものでは無い、ということを示しています。
これが、私からの「解答」となります。いかがでしょうか？
では、新たな「テーマ」に移りましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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