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ここ迄、数回に渡って、「人」の「魂」の「記憶」に
おいても「言語的」な「認識力」が、あらゆる「経験」
を正確に残すに当たって「重要」であり、それを持てる
からこそ「人」は「人」であり、「向上」が可能なのだ
という理由につながり、他の「動物」との「決定的」な
「差」なのだ、という「論拠」を「検証」して参りました。
ここで、ひとつ今回は「皆さん」も「想像」してみて
ください！。《ある日、突然に、あなたが「犬」に生まれ
変わったら、どうなるか？》
断わっておきますが「中途半端」では無く、完全に「犬」
です。「おっ！これが犬かー！」もありません。頭脳も
「犬」ですから、「犬」になった途端に「犬」という「認識」
さえも無くなります。「人間に戻れるだろうか？」も無しです。
「人に戻る」と言う「認識」は「人」だから出来るのです。
「嗅覚」は人の数倍強くなるでしょう、「餌」も飼われていて
もらえる「保証」が無くなれば、「本能」に身を任せざるを
得なくなります。あらゆる「言語」による「認識」と「記憶」
が不可能になりますから、全ては「脳裏」に残る「映像」と
「音声」の「断片情報」になります。「記憶」は「曖昧」に
なります。「犬」は「人」に例えると「１歳～２歳児」位の
「頭脳」ですから「論理的」な思考は出来なくなるでしょう。
よって、あらゆる「角度」から「シミュレーション」を
重ねると、少々「人」であった時の「記憶」の断片が、
残ってあったとしても、《「人」になった途端に「人」の
「記憶」は「無効」になり、「人」であった事の「認識」
すら「理解不能」になり、忘れてしまう事になります。》
そして、「犬」として生きて行くことになるでしょう。
「何か、怖いものがありますね！」
これは、他の「生き物」に置き換えても、同じ事です。
「認識」と「論理的」な思考が出来なければ、同じ「末路」
になります。「結論」として、結局その状態のままでは、
何度「生まれ変わった」としても「考え方」自体が、その
レベルなのですから「生き方」を「変える」事は出来ません。
それ程に「魂」の「基本構造的」に「人」と「動物」では
「違う」ということになります。
次回は、「まとめ」に移ります！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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