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「ジャイナ教」において「業=カルマ」とは「輪廻転生」
の「動力源」であり、本来「純粋」で「透明性」のある
「魂」を「汚し、濁す」元となる「極微細」な「物質」と
説きます。その、ほぼ同時期において「仏教」は「仏陀」
の出現により成立することになるのです。「仏陀」は
「ジャイナ教」の「業」に対する考えや「実践法」に、
「不備」を見出し、「ジャイナ教信者」に対し「論戦」を
仕掛けます。「カルマ」が物質であるなら、その「カルマ」
を「見たことが、あるのか?」また、どの「苦行」が、
どの「カルマ」に「対応」していると「自覚」しているのか?
それらの「問い」に「答え」を持つ「ジャイナ教信者」は、
いませんでした。更に「仏陀」は問います。
「時に、あなたが方は、カルマを断つために、苦行をしていまね」
「はい」
「では、そういう苦行に励むのも、あなた方のカルマなのでは
ありませんか?。過去世において、そういう苦行をすべき
カルマを積んでいるのではありませんか?」
「沈黙」
「仏教」や「ウパニシャッド哲学」の「理論」において、
あらゆる「我=エゴ」が混ざり合う、「気脈」の詰まり
とは、「行」により「一気に溶かし、浄化」する事が、
「効果的」と言えます。「エゴ」とは「思い」であり、
もちろん「非物質」です。詰まりとは、あくまで「概念」
です。一方、「業=カルマ」に関する「定義」を考えた時、
「業」を「極微細」とは言え、「この世」における「物質」
と「同じ」と説くのであれば、「結果」としての「業」を
生む為の「原因」が「特定」されなければ「断ちよう」が
「無いではないか?」ということです。これは全く、私も
「同意見」です。よく書店で売られている「ヨーガ本」等には
各「チャクラ」に対応する「カルマ」が、あたかも「知って
いる様に」書かれていますが、その「結果」としての
「カルマ」が発生する「原因」となるべき「出来事」は、
広義においては「過去生」にある訳で、「行」や「体験」に
より「過去生」を「垣間見て」、「原因」を特定しなければ
「意味の無いこと、なのです。」ならば本来、そこ迄、
至れる「業行」を提示して然り、ではないでしょうか?
基本的に、ここらに書かれている「カルマ」とは「カルマ」
では無く、単に「今世」での「思い癖」「行動癖」にしか
過ぎません。「インド哲学」を基礎から「しっかり」と
勉強し直して頂きたいものです。
更に、続けてまいりましょう!!
「氣塾」代表 木村丈彦
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