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我々は普段においては、意識する事のない「不随意呼吸」
をしています。「呼吸法」の「各流派」と「段階」により
「順腹式呼吸」と「逆腹式呼吸」は「使い分けられて」
いるのですが、主に「武術系」を始め「氣」の「練功」に
重きを置いている「流派」は「武息」すなわち「逆腹式呼吸」
から始まり、「仏教」を始め「静功」や「瞑想」に重きを置く
「流派」では「文息」すなわち「順腹式呼吸」から始める
「流派」が多く見受けられます。
「腹式、逆腹式」、どちらの「腹式呼吸」においても、
「吐気」「納気」は、非常に「重要」な「要素」になる為に
「各流派」共に「段階」に応じて「吐納」は「変化」します。
「呼吸法」「調息法」における「吐き、吸い」「吐納」の
「要点秘訣」として《柔、緩、細、長、深、均、軽》が
在ります。これは「柔軟に、ゆっくり、細く、長く、深く、
均一に、適度な軽妙さを持って」「呼吸」を行えという
意味を持ち、これらを「調節」する為には「口をつぼめる」
「吐き、吸い」が必要ということです。
まず、「吸いの呼吸」である「納気」においては、「内丹」
「マスターヨーガ」共に「止息=閉気」を伴わす場合が、
あります。これは分かりやすく言いますと、「氣」の「力」
を発生させる為に「チャクラ」を回転させるのには、
「明確」な「内圧」を掛ける必要がある。ということです。
これにより我々は「氣」を発生させます。そして「止息」を
繰り返す事により「氣」の内圧が「身体」を「満たした」後に、
作った「氣」を「上げたり、下げたり」と「制御」するのに
使われるのが「調息法」なのです。
中国六朝時代の「医学者」であり「道教」の「茅山派=
かややまは」の始祖である「陶弘景=とう・こうけい」は
「養生延命録」において「武息」の最終形態をこのように
説いています。
「体を正して仰臥し、目をつぶって握固し、吸気後、閉気して
息を止め、200まで数えてから息を吐く。そして閉気の時間を
たえず増やしていき、250まで数えれば、目も耳も聡く、
全身の病気は無くなり、病邪も外から侵入しなくなる」
(陶弘景 養生延命録)
まあ、これはあくまで「最終的」にこの様にすれば宜しい、
という事です。「止息」の時間はもっと短くから始めて
いくのです。
次回も「納気」を解説いたします。
更に、続けていきましょう!!
「氣塾」代表 木村丈彦
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