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《「生命誕生」の為の「偶然性」》
「その４．月の存在」
「生命誕生」の為に「月」という「衛星」が「地球」
の周りを「周回」していた「意味」も、実は「大きい」
のです。「科学者」を始め「ニール・Ｆ・カミンズ」が、
その著書《もしも月がなかったら》で指摘しています。
「月」は「衛星」としては「異例」の大きさを持ちます。
この「月」の「潮汐力」は、「地球」の「自転速度」に
「ブレーキ」を掛ける作用をしています。もし「月」が
無ければ「地球」は「１日８時間」で「自転」します。
この「自転速度」により、地球上の「大気」は更に
大きな「エネルギー」が掛かり、「空気」は「数倍」の
「速度」で「流れ」ますから「時速数百キロ」に及ぶ、
恐ろしい程の「強風」が「日常的」に起こります。
また、この「潮汐力」は、地球の「自転軸」を平均
「23.34度」傾け、その「変動率」を「５％以内」に
保つ働きをしています。「月」は毎年「約４㎝」地球
から「離れて」行っていますが、「月」が離れると、
地球の「自転軸」が「不安定」になり、「極地」と
「赤道」が絶えず「移動」してしまい「気候大変動」
が起きます。更に「潮汐力」による「海水」の
「撹拌作用」が無くなってしまうと「海洋生物」の
「生命維持」や「生成」に必要な「化学物質」の
「混合」と「拡散」が滞るようになります。
これは「海洋生物」の「生態系」に多大な影響を
与える事は必至で、「大気中」に大量の「酸素」を
「供給」する、「一大供給源」を失う事は、
「連鎖的」に「海洋」だけでなく「陸上」を含めた
全ての「生命態」の「死滅」につながる事態へと
発展していきます。毎年、少しづつ「地球」から
離れていっている「月」は、「数十億年後」には、
確実に「地球」の「引力圏」から離れて飛び去って
しまいますが、これらの「事実」を踏まえれば、
それが「地球上」の「生命」の「限界点」になる
ことは、間違いが無いのでしょうね。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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