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新たな「ご質問」にお答えしていきます。
《「精神行」の参考にいつも読まさせて頂いています。
私は「陶工」に成るべく、10年程石川県の九谷焼の
窯元で修行を重ねておりますが、独立までは気が遠く
なる様な月日が必要に思えます。そんな修行を完遂する
ためには、どの様な心構えやコツがあるのでしょうか？
一つご教授頂けますでしょうか？》
なるほど、「陶芸家」の「職人さん」ですね、ご質問
ありがとうございます。独特の「濃色」の配色で知られる
「古九谷」は一度「廃窯」していますから、「再興九谷」
の「窯元」の「職人さん」なのですね？「陶芸家」の
「独立への道」は非常に険しい様です。全国にある有名
な「窯元」の産地では、毎年「職人」を募集している
様ですが、毎年募集していると言うことは、「陶工」に
「憧れて」職人に成る人はいても、「修行」の厳しさ故に
なかなか「続かない」から絶えず募集している事が伺え
ますし、そこから「独立」ともなれば、更に険しい道で
自身の「工房」を持つ為には、「制作作業場」や「窯場」
を含めて多額の費用が必要となりますし、そもそも、
それらを維持するだけの「作品」の「出来」と「人気」
を既に持っていなければ、不可能となります。よって、
何よりも「陶工」としての「作品」の「腕」一つで
決まるのだろうと、その「御苦労」を想像するところ
なのですが、一つ、言えることとして、「陶芸」とは
やはり「奥が深い」「深過ぎる」世界なのだ、という
ことを「前提」とすると、やはり「一生を捧げる覚悟」
が先ず「有るか、無いか？」が基本になります。
そして、この「一生を捧げる覚悟」を持つ為には、
《「自惚れ」に近い程の「才能」が必須となります。》
「相談者」の方は、「自惚れ」れる程の「自信」を
お持ちでしょうか？全ての「修行」の世界とは、
「重ねる」「継続する」ことによってのみ「評価」
されるものがございますが、
《それを「支えて」くれるものとは、例によって
「両極」に「真理」は存在しているもので、こと
「修行」においては「自分はこの世界の神様に
魅入られている」という「自惚れ」と、その逆の
「未だ知らない事実」が際限無く在る。という
体験に学ぶ「謙虚さ」が「両立」している必要が
あるのです。》
この「傲慢」と「謙虚」を同時に内在させることが、
出来なければ、「一生レベル」の「覚悟」は
決めることは無理だと、私は思えます。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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