「主観から客観、俯瞰、達観」道理を得る（達観の性質）３

ここまで、まず最初に「自己の性質」に捉われた

「独自の見識」である初期の「幼い主観」があり、

この時点では物事を見極める「正解率」はかなり

低いものなのですが、その「主観」がやがて「他の

人達」の「意見」や「事実」である「客観」を学び、

更に、その「客観的事実」を「第三者的」に山の高み

から「見下ろした」視点が《俯瞰の視点》となります。

でも、この時点でも「完全に正確な主観」とは成り得

ません。何故なら《「複数」更には「大多数」の人達の

「織り成す、結果」が、未だ「視点」に盛り込まれて

いないからです。》

《「世の中」において「複数」「大多数」の人達の
「織り成す」数多くの「結果」から「導かれた」
「世の中」の「法則」こそが「道理＝どうり」と言う
ものなのです。》

これらの全てが盛り込まれて、《「道理を得て」熟成

された「主観」こそが「達観」と言えます。》

「達観」とは「道半ば」の「見識」ではなく、言わば

「到達」した「見識」です。ですから、物事が起こって

やがて「終息」する、そこ迄の広く大きな「見通し」を

持っているのですから、遠い先々迄の将来の「情勢」

にも「見通し」を立てています。

「達観」した「見識」とは、目先の細やかなことにも

「迷わされず」、「俗事を超越」し「真理と道理」を

悟った「主観」だと言えるのです。そして、ここで

重要になってくるのが、具体的に

「如何にして、物事の道理を得るのか？」

このことへの問題なのです。

更に、続けていきましょう！！

「氣塾」代表 木村丈彦

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