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さて、ここまで我々「大人」における「腹の虫」
「虫の居所」「虫がいい」等の考えの元となる
「三尸の虫」を解説して参りました。まあ、我々
「大人」にしても、「転機の訪れ」や「困難」に
対する「対処法」を思い付いた場合、心が先走って
「ムズムズ」とした「衝動」に駆られるものなの
ですが、それを「明日に」と「理性で抑える」よう
にして「コントロール」しているものなのです。
でも、この「衝動的」な「ムズムズ」が「乳児」に
出れば、それは「疳の虫」になるのでしょうし、
これが、未だ「肉体」や「精神」においても未完成
な「幼稚園児、保育園児」に出ると「どうなるか?」
と推察すると、一つの「答え」に至ります。そうです、
《「ADHD」=「注意欠陥多動性障害」》です。
「ADHD」は「注意欠陥」(集中力の欠如)(気が
散りやすい)、そして「多動性」(ジッとしていられ
ない)(落ち着きがない)、「衝動性」(順番を待て
ない)(考える前に行動してしまう)これらの三つの
要素が見られる「障害」を意味しています。
幼稚園や小学校での「社会性」に馴染めなかったり、
「集団行動」においての「ルールが守れない」等の
様々な「支障」が、「年齢的な発達」に対して
不釣り合いが多い為に「障害」と呼ばれますが、
「ADHD」に「知的な遅れ」は無く、「遺伝的」な
要因も見当たらないので、あくまで「感情」や「衝動」
からの「行動」の「コントロール」を自身で行うのが
「難しい」というだけのことなのです。
でも、その代わりに、自分の「気に入った」物事には
「強力な集中力」を遺憾無く発揮できる場合が多いの
ですから、その「お子さん」は「大きな才能」を持って
いる可能性があるのです。ですから「親御さん」も
「叱ってばかり」にならないよう気をつけるべきですし、
逆に「出来ること」「出来たこと」を大いに「褒めて」
あげて、その「才能」を育ててあげて欲しいと思います。
あと一つ、「ADHD」には「子供独特」の具体性の
無い「不安症候群」も含まれますので、その様な
「お子さん」の場合は、「予定」の変更を避けたり、
「不意」の無いような「安定のある環境」を作る
ことを心掛ける必要があるのです。まあ、大変なこと
ではありますが、「大切なお子さん」の為です。
「頑張って育ててあげてくださいね。」
更に、続けていきましょう!!
「氣塾」代表 木村丈彦
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