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「口伝」の理由について解説を進めていきます。
《第三は、身内、弟子、生徒においても「段階」
「ランク」が存在するからです。》
あらゆる「道」の「道を進む者」には「段階」と
「ランク」が存在しています。「道」の「流派」
には、それを伝える「師」が居て、その「師」の
下には「弟子」や「学生」がいるものですが、
全ては「学生」から始まり、そこから「基礎過程」
を終えて、然るべき「段階」に達した者は、
《正式に「拝師」して「関門弟子」となり、「弟子」
と名乗ることが許されます。》
この「師弟制度」は「拝師式」と呼ばれる「儀式」
を持って成され、「古式マスターヨーガ」と
「武当派太極内丹法」を伝える「氣塾」においては
「彩華＝さいか」と呼ばれる「拝師式」により正式
に「関門弟子」となります。「インド」でも「中国」
でも、「弟子」と「学生」は明確に分けられます。
「インド」では「寺」、「中国」では「野外」に
おいて教えられるのが「学生」で、「師」か「弟子」
かの「家内」で「一対一」で教わる事が出来るのは
「弟子」だけです。「師」は基本的に「老師」ですが
「弟子」になると「師父」と呼ぶのを許されます。
《「弟子」と「学生」では教わる「内容」が変わります》
最終的な「呼吸」の「間合い」や「秘訣」を含めて、
「技」を決定付ける「妙法」を学べるのは「弟子」だけ
となり、「弟子」に成ることによってのみ許されると
いうことです。それらは身内の「学生」に対しても
「秘匿」とされますから、秘密の「技術」は「家内」に
おいてのみ、秘密裏に「口伝」で「伝えられる」必要が
あるのです。よって「師弟制度」と「口伝」は一体と
なっているのです。「古臭い」と思われる方もおられる
と思いますが、《「技術」が其れなりの「力」を生む
以上、「伝承」における「人の選別」は致し方がない
と言えるのです。》
其れなりの者に伝えなければならない訳ですから。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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