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誰もが「経験」する「人生」にとっての「ここ一番」
の時、「正しく」物事を「判断」「選択」して
「言動」に移すのには、瞬時の「没頭、極度の集中」
が必要になりますが、その際、あらゆる「思い」が
「正しい判断」の「妨げ」になる訳です。
「なら、どうすれば良いのか？」となります。
《そもそも、何故、我々「ヨーガ」や「気功」「練功」
「信仰」等「精神行」に挑む「実践者」「行者」が
何故、「瞑想」なり「禅行」に「勤しむ」のか？》
これが「鍵」となってくるのです。
これまでも幾度に渡って言及した通り、
《「正しい瞑想」には、「あなた」の「精神」に「命令」
を言い聞かせる為の、「其れなりの気力」と「呼吸法」
が必要になります。》
我々は、それらを使用して「普段の覚醒時」の「意識」
から、更に「低い」寝る意識の直前に有る「変性意識」
にまで「意識」を「降ろして」いきます。この
「変性意識」とは「寝る意識」の「直前」に有る訳です
から、平たく言うと「眠い」訳で「ボーッと」している
状態になる訳ですから、あれこれと「思う」事が不可能
になるのです。「禅」の為の「意識」とは「何ぞ」です
から、少なからず「考える」事の出来る「変性意識」の
「更に上」に有りますが、それでも通常の「意識」に
比べれば、かなり「低い意識」を使っています。
これらを「前提」にして、我々が「何故」日常的に
「瞑想」を「重ねるのか？」と言いますと、
《これらの「意識」に「日常的」に「慣れる」と言う
ことは、「思い」を「出さない」「発生させない」
ことに「慣れる」と言うことと「同じ」なのです。》
つまり、日常的に「思い」を「出さない」ことに
「慣れて」くれば「理解」出来るのは、
《「思い」は物事を「正確に理解」するには「邪魔」
であり、何より「不快」である。》
と言うことに「至る」のです。つまり「怒り」にしろ
「不安」にしろ、誰も「成りたくて」成っている訳
ではありませんから、その様な「不快思い」が無い
のは「至極、楽」になる、と言えるのですよ。
よく「覚者」が「達観」を得ますが、それも
「何も思わない」いわば「他人事的」な「俯瞰目線」
の「境地」を使うから、それが「可能」になる訳
ですし、その様な「目線」と「精神状態」を作る
事によって、我々は「瞬時の正しい判断」に
「達観性」を持ち込むことが可能になるのです。
これも「言い聞かせる技術」の賜物だと言えます。
いかに「私情」を持ち込まず「シラーっと」
「見渡せるか？」ということですね。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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