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《「人」はそれぞれ「別の思惑」を持って生きて
います。》
「一、二年以内」で特定の「具体的」なものに
対して「明確な意思」すなわち「エゴ」は非常に
良く「作用」してくれます。「具体的なもの」とは
とかく「個人的なもの」であり「内なるもの」。
さして「他の人達」に与える「影響」も「限定的」と
なるからです。これに対して「五年レベル」となる
人の「願望」の「性質」とは「この様な人に成りたい」
とか「これが出来る様に成りたい」というように、
「抽象的」になり、それは「社会的な位置」や「他の
人達との関わり合い」を示します。
「これは、何を意味するのか？」、「氣塾」の「弟子」
「生徒さん達」でもそうなるのですが、「気力」が
「強く」なる事は、良し悪し含めて「我」も強くなり
ます。そうすると「意志力」を行使して「手身近」な
物事から、自らの「思い通り」にしようとし、尚且つ
「思い通り」に出来る様にも成ります。そうすると
《人間、調子付いて「欲」が出てきますから「中長期的」
な「自分の人生」に付いて「デザイン」をしていく
様にもなるのですが、これまでの通り「我」を出して
いると「中長期的」なものには、途端に「通用しなく」
なってしまうのです。》
「何故、通用しなくなるのか？」というと「社会的な
位置」や「人間関係」というものには、必ず「他の人」
が「絡んで」きます。その「絡んで」いる「他の人達」
は、「あなた」と全く異なる「思惑」を持って日々
生活をしているのですから「あなたの一存」だけでは
無理で、それに絡む「他の人達」の「思惑のベクトル」
を「あなた」の「望む方向」に向けて行かなくては、
全てがままならないのです。そうなると、
《「少しの変更」で良くなる場合もあれば、真っ向から
ぶつかり合って「力比べ」をする必要も出てくる
でしょう。タイミングから一旦「引く」必要もある
かも知れません。》
つまり、他の人達が「絡む」と途端に「ややこしい
舵取り」が必要になる訳です。これらを一言で表すなら
《「短期的現象」なら「我を持ちしっかりと出せ」。
「中長期的現象」なら「我」は原則的に「腹奥底」に
しまい、表面的な「我」の「出し引き」をコントロール
しなさい。》
ということになるのです。
これを古来から「中国」では何と表してきたか？
《それが「中庸の徳」というものなのです。》
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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