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今回は皆さんの「リクエスト」にお答えして「内丹法」
の「お話し」を続けてまいります。
「内丹派」は別称「丹鼎派＝たんていは」とも言われ
三千年以上の歴史を持つ「練功法」の流派です。
「人」として、最初に「内丹法」を修めたのは、最古の
皇帝と言われる「黄帝」が、四仙の一人で当時、既に
齢、千二百歳だったといわれる「広成子」より「技」を
「伝授」されました。この「黄帝」による「黄帝内経」
こそ、「鍼灸医学」の古典であり「教書」となるのです。
我々は「あの世」においては「魂」だけの「存在」であり、
その「魂」を「封入」した「体」を持って「この世」に
降りて来ます。この時「放出」する「氣」とは、まだ、
「先天の氣」である「陽の氣」です。この「胎児」の時
から、３～４歳位迄の「幼児」の時期に掛けて、言わば
「純粋で無垢」で「この世」の「気」に染まらない時期、
「子供」は「活発」に「陽の氣」を発します。これには
大きな「理由」があります。「胎児」から「幼児」の時期
は「母親」によって「育てられる」必要があり、「親」が
いないと「死んで」しまいます。ですから「子供」は
「陽の氣」を「放出」する事によって、「親」を
「倒れない」ようにして「健康」を半ば強制的に「維持」
する必要があるのです。「幼児」の「頭」が熱く汗を
頻繁にかいているのもその為で、「先天の氣」はその為に
役立っているのです。
以前にも「陰の氣」は「水」「陽の氣」は「熱湯」という
話しをしましたが、「この世」においては「熱」は
「物理法則」に従い「熱い」ものから「冷たい」ものに
伝わって行きますから、既に「陰の氣」に染まっている
「親」には「陽の氣」は簡単に作用する訳です。
それ程に「先天の氣」である「陽の氣」は「この世」に
おいては「効力」「支配力」を持ちます。
やがて「幼児」も「不浄」な「この世」の「食べ物」
を食べて「育ち」、「男女」の差が発生する頃になると
「先天の氣」は失われ、「自我」が発生する事による、
「エゴ」により「気脈の詰まり」が出来る為に、「気」
の「循環」は失われていき、「不浄」な「世間」に
出て行く為の「準備」が始まるのです。
更に続けてまいります。
「氣塾」代表 木村丈彦
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