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「呼吸法」の中でも「止息=閉気」は独特な動作です。
目一杯、空気を「肺」に送り込み、胸を膨らました後、
「上腹部」「下腹部」を「内に入れ」、「息」を外に
漏らさないようにして、軽く「いきみ」を入れます。
「マスターヨーガ」においても、基本的な「呼吸法」
ですし「内丹法」における「武息」にも使用します。
これは、どのような「効果」を生んでいるのでしょう?
通常「息」は「吸って」すぐに「吐き」ます。そこで
「止息」をすると「通常のリズム」に狂いが生じます。
医学的には、そこで更に「吐かない」訳ですから、
途端に「体」は「警戒態勢」に入ります。無意識下で
意識が「覚醒」すると共に「全神経」が開きます。
血液中の二酸化炭素濃度が上がるにつれ「警戒」を
始めた「脳」は「頚動脈」を広げ、大量の酸素を「脳」
に送り込み「蓄積」しようとします。「止息」をする
事により「右脳」の全機能を「覚醒」させようとする
のです。
上記は「生理学的」な反応ですが「氣の世界的」には
「止息」をかける事により、「気脈内」の「氣」の
「圧力」が一気に上がります。その「圧力」はメインの
「気脈」から「T字路」に出ている「筒に収まる」
「円錐形」に「水車」の機能が付いた「チャクラ」に
「空気鉄砲」の原理で「動力」が移り「チャクラ」は
「吐く息」と共に「回転」する事により「氣」を
発生させ、発生した「氣」が、また「気脈」に流れ
「圧力」を掛けるのです。
通常の「吐く、吸う」の呼吸により「チャクラ」は
一定の「出力」を保ちますから「止息」は言わば
「ターボチャージャー=過給機」と理解して頂ければ
良いと思います。この「止息」も「中級、上級」にも
なると「用法」は変わって、「武息」においては「呼気」
に「フン、ハッ」というような「発声」の「音=おん」
が乗り、その「音」でも「圧力」をコントロールする様に
なるのです。「止息」一つとっても、その「用法」により
「千変万化」するものなのです。
更に続けてまいりましょう!!
「氣塾」代表 木村丈彦
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