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《理想論ではなく現実論としての「愛」とは》3
《自分と同等、自分同様に大切にする心》
《「愛」とは「知る」ことから始まり、「知って」
「かまって」「世話をして」「命令すること」へと
「段階的」に転じていく。》
そして、それは
《「自分」があらゆる「生き物」の中でも「一番
大切」である、という事実を前提にした時、
「自分と同等」「自分同様」に「他の人」の事を
大切にする、という事なのです。》
更には「愛は見返りを求めないもの」と言われる
通り「自分と同等」なのですから《「具体的」で
「一方的」な行動として現われる。》と言えるの
です。
そんなことが「可能なのか？」とあなたは思うかも
知れませんが、それは「潜在意識」の中に鎮座する
本能から発せられる、ある種の「覚悟」に似たもの
だと言えます。
例えば、あなたに「子供」が居て、その「子供」が
急に道中に飛び出したとして、そこに車が急スピード
で来たとします。あなたは「何も考えず」に咄嗟にそ
の子供を「かばい」、その事によって子供は救われ、
あなたは「命を落とす」事になったとします。
《その中に「後悔は有りますか？」》ということです。
後悔は無いでしょう。後悔が無いどころか
《「親」として「子どもの命」を「自分の命を張る」
事によって「守れた」訳ですから、大いに胸を張り
満足のいく働きを、何の躊躇いも無く出来たという
「誇り」を持てて「死ねる」とも言えます。》
《これこそが、「本当の愛の形」だと言えます。》
「一番分かりやすい形」だとも言えるでしょう。
「愛の形」には、色々なものがあるとは言えますが、
その「原型」にあるのは「ベタついたもの」ではなく
《「本能」に基づいた「反射的」「瞬発的」に発せ
られるもので、そこには何の躊躇いや損得も無い、
自然で純粋な「発現」が見られるものです》
それは、誰もが「子を持てば分かる」と言いますが、
決して、そうでもなく「素養」の問題だと言えます。
何故なら、時折、《川に落ちた幼児を助ける為に、
大人が自ら川に飛び込み、命を落とした。》という
痛たましい「ニュース」が流れますが、その場合も
大半は「見ず知らずの赤の他人」だったりします。
「赤の他人の子供」に対しても、何の躊躇いも無く
自分の命を張れたのですから、それは「愛の素養」
において「最も秀でた人」そのものだと言える訳で、
誰にでも出来る事ではない「最も尊い愛」だと言える
のではないでしょうか？
いかがでしょうか？
「氣塾」代表 木村丈彦
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