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《先天、後天の性格と先天、後天の氣》7
《子供の氣》
「この世」に生まれた「生命」はお母さんのお腹の中で、
強力に「先天の気」である「陽の気」を放っています。
新たな「生命」は「純粋」で「無垢」です。新たな「生命」
は、生まれてから「4歳」位までは「母親」によって、
育てられないと「死んで」しまいますから「強力」な「氣」
を放つ事によって、「母親」に「陽の気」を「与え」その
「健康を保つ」のです。当然「自我」が有りませんから
この時「気脈の詰まり」もありません。
この「世の中」を満たしているのは、地球上にある様々な
「草木」や大量の「微生物」が出す「不活性」な「陰の気」
の基になる「後天の精」という極微細な「生命エネルギー」
です。生まれて最初は「陽の気」に溢れていた「子供」も
その「生命」を維持するために、「この世」の「陰の気」を
多分に含んだ「空気」「水」そして「食料」を摂取して行く
うちに、ゆっくりと「陽」の「体質」から「陰」の「体質」
へと「変化」していくのです。
中医において「先天の気」とは「精」には変わらないもの
であり、「後天の気」とは「この世」で得る「空気」「水」
「食料」の持つ「不活性」な「陰の元」が「五臓六腑」に
蓄えられ、全経絡をめぐり「精の元」として「生殖機能」を
司るようになると、考えられています。
つまり「幼少期」において「純粋無垢」であった「幼児」も
やがて「自我が芽生える」と共に、その「エゴ」により
「気脈の詰まり」を増やしていき、「氣」の「流れ」が
鈍っていく中、更に成長し「生殖機能」が生じると、
やがて、旺盛であった「先天の気」は 「減衰」していき、
「後天の気」である「陰の気」に満たされるのです。
そうして「人」は「大人」になっていきます。ですから
「基本的」に「気の強い、大人」の人、あらゆる「逆境」
や「修羅場」を「乗り越えて」きた人達とは「陰の気」に
満ち満ちているということなのです。ただし、その「人達」
は「普段」は「陰」でも「いざ!」という時には「純粋」
な「本気」である「陽の気」を発するのです。何故なら
「いざ!」という時には「本気」になって、取り掛から
ないと「いけない」と知っているからです。
「氣塾」代表 木村丈彦
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