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《読み取りの技術》
「トンレン行法」の「意味」と「必要性」に関しての解説
を続けましょう。「氣」とは「自然」と「生命」から湧き
出ますが、「感情の起伏」を持たない「自然」の「気」は
「微細に振動」はしているものの、荒れない限りは物静か
です。「人」の持つ「感情の起伏」は非常に「明確」で、
「分かりやすい」ものですから、「トンレン行法」の
第一段階は、まず「人の氣」の情報を読み取る「練習」
から始まります。よく「場の空気を読む」と言いますが、
まさに「それ！」です。イライラしている人の「氣」は
「ギザギザ」に尖っていて「不快」ですし、穏やかな人の
「氣」は滑らかに波を打ちます。自信の無い人の「氣」は
小刻みに「震え」、病に堕ちた人の「氣」は不規則な「振
動」を持ちます。「トンレン」とは、この様な「データ」
を「体内に取り込む」事によって「氣の波のデータベース」
を作る事を可能にします。「氣の波」は日頃から持ってい
るその人の「癖」であり「個性」そのものですから「波の
パターン」は非常に「共通性」を持っているのです。
例えば「○○さん」に似た「印象」を「氣の波」の中に感
じ取れれば、それは「十中八九」正確に当たっているでし
ょう。これを更に「熟練」すれば身体面の不具合を含めた、
その人の「今」の状態や、欲している事、不満に思ってい
る事等の情報にも触れることが可能になっていきます。
更には「複数の人」が特定の場所に居れば「場の空気」
として理解出来ます。やる気に湧き上がる現場や、
「しらー」っとした現場。複数の人の「氣」の「同調」
により「場の空気」は出来上がる訳です。これらは皆
さん方にも、色々と「経験」がお有りだと思いますが、
これらも「正確」に理解が可能になります。
そして、ここからが「肝心」な部分になります。
「氣塾」において相手や、その場の「氣の状態」や
「情報の解読」に長けて、理解が出来るようになり、
その片方で「気力」を「強く」する「行法」を重ねる
のですから、《やがては「相手」や「その場」の「氣」
をあなたが「コントロール」すれば良いのです。》
皆の「氣」が「沈んで」いれば「膨らまし」。
皆の「氣」が「沸き立ち」過ぎれば「落ち着かせ」。
あなたが、その「渦」の中心となって「コントロール」
すれば良いのです。いつの時でも「リーダー」とは、
その様にして「誕生」します。
それが「氣塾」での「トンレン行法」の「意味」で
あり「行く末」だと言えるのではないでしょうか？
いかがでしょうか？その時の相手の気を読んだり、
場の空気を読むことは、我々の「氣塾」の場に限らず
皆さんの日常の様々な場面、特にお仕事においてもと
ても重要な能力だと言えます。それは現代の「在宅勤
務」の場においても大切で「モニター越し」や「メー
ル」を通して、いかに相手の心情を知る事が出来るか
の能力は、単に相手と話す「コミュニケーション能力」
よりも重要であると言えるのです。我々の鍛える
「トンレン能力」とは、まさにその力だと言えます。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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