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新年が明けまして、仕事も始まり、生徒さん達が
揃って聞いてきます。「風邪に対して、どう気力を
使えば良いのか？」を。
少したんが出る程度でも私は平気です。
これ、実は、少しは風邪が移っているのですが
どうしているのでしょう？
二つ有ります。まず、日常的に「氣」を回す事を
数年繰り返すと、人の体温は、確実に上がります。
私の場合、１５年やっていますから平熱でも、
３６．８度前後あります。これにより免疫力が
強くなる訳です。
もう一つは「氣のせい」を利用します。言い方を
変えると風邪と「認めない」「無視」します。
ここで大事なのが「風邪になりかけ」の時にする
という事です。人は例えば「鼻水が出たら喉が痛く
なるかも、喉が痛くなったら熱もでるかも」
というふうに、連鎖的に認めて引き出すものです。
胃潰瘍や慢性の腸炎も、寝ている間は平気なのに
朝起きて「今日も痛くなったら嫌だなー」と思うと
引っ張り出してしまいます。人の認めて引き出す力
は凄いのです。だから私は風邪で少しヤバイな？と
思ったら、一発「氣」を回して「いやいや知らんし」
と思って、認めず早めに寝てしまいます。
すると大抵次の日は、調子が良く無くても動けます。
朝、調子悪い日でも、仕事に行けば昼頃には調子の
悪かった事を忘れている、なんて事あるでしょ？
朝、調子悪いのを「認めて」しまってたら、次々
と症状を増やして「やっぱり」とか思う時は、
気力も含めて負に「目減り」している証拠です。
インドや中国では、この様な考え方で病いに纏わる
症状をコントロールします。「未病」なんかもそう
です。西洋医学でも「ストレス＝残念」という角度
からアプローチしています。この前大変興味深い
ＴＶ番組がありました。腰痛専門のお医者さんに、
一人の患者さんが、いつもの様に来られてＭＲＩ
検査をすると、やはり椎間板ヘルニア、手術をして
飛び出ていた部分を取っても良くならない、他の手
を使っても痛いまま、そこで逆転の発想で、腰痛の
無い無作為で選んだ１０人の人を検査したら、２人
は椎間板ヘルニアだったそうです。要するにその
患者さんの腰痛は、ストレスが原因という事が解り
やがてその患者さん（おばあさん）は、介抱に向かい
ますが、どおしたと思います？ 答えは「可愛い子猫」
を飼わした事で、腰痛がほとんど無くなったそうです。
それほど、人の念は具現化するのです、怖いでしょ！
最後に風邪になりかけの時に良い呼吸法を教えます。
ヨーガの「方鼻腔呼吸＝アヌロマ ヴィローマ」と
内丹術の調息法の組み合わせです。息を吸う時
「鼻水をすする」時の様に鼻腔に掛けて「ズー」
と吸い、吐く時に「手を息で温める」様に口を
ホーっと開けてゆっくり吐きます。これは、
アトピーとかアレルギーにも良い呼吸法と、
「氣」を体内に圧縮する為の調息法です。私は
これで毎年、「風邪」と「花粉症」から逃れてます。
今日のお話は、ここまで、
長々とお読み頂き、ありがとうございました。
「氣塾」代表 木村丈彦
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