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東京大会が、終わってからの、一週間弱、いつもの様に
スケジュールをこなしていく中で、色んな事が起きました。
弟子が、一人辞めました。教え手を目指していました。
ちょっとした、事から、３人の生徒さんが絡む事になり、
そうなった訳で、後で話をうかがうと、皆さんが、良かれと
言う、心持ちでの事でした。それだけに残念ですし、
一人の人としての、私の心持ちとしても、さみしいの一言です。
そして、マスターヨーガを伝えていく、立場としても、この
マスターヨーガが、私だけで失伝しない様、弟子の育成は、
第一課題で、それを確実に受け渡せないと、いつ迄も
一人で「ビバ」をこなさねばいけません、物理的に無理です。
だから、体力の続くうちに、出来るだけ沢山の才能と出会い
受け渡していかなければ、いけません。
その観点からも、正直、痛いですし、何せさみしいです。
それでも、やはり、古式マスターヨーガと言うものは、
「習い事」では無く「行」です。「氣」をまとう為の道です。
ある意味、武道にも似ています。何回やれば、これになる
と言える様な安易なものではありません。呼吸法の使いこなしも
教室以外の場で、いかに練習するかで進みは変わります。
精神力を鍛え、自己をコントロールする事も、人によっては、
得手不得手があります。また、ヨーガというものが、あらゆる
人生の場面で「生きやすく」を目標とする以上、教室に来られる
生徒さん達の、特徴も様々です。健康的に体得しようと言う人も
いれば、心持ちの弱点をどうにかしたい人もいます。
それらに正面から向き合えば、本来４５分とか言っていた、
遠隔レッスンも、数時間に及ぶ事もざらです。
「氣」をまとうという事は、その人の精神と密接に繋がっている
からです。それでも私は、一人一人と向き合う事を辞めるつもり
は、全くありません、百人の人達を前に講義をするだけなら、
コストも安くできますが、それは今やる仕事ではありません。
私のやる事は手作りの世界で、量産の世界ではありません。
もちろん、これからも教室の運用方法は、様々な人の意見を
教えて頂いて、変えてまいりますし、私自身も、自分を更に改造
してまいります。
そして、その事に思いを馳せていても、その間に弟子は成長して
いってくれています。次回から、弟子の成長を紹介しながら、
私達が、どの様に考えているかを語りたいと思います。
次回は、「続、寿司屋の二代目Ｈくん」です。
「氣塾」代表 木村丈彦
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