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本格的な「VR=ヴァーチャルリアリティ」とは「5G」より
先の「技術」です。もちろん「AI」も無ければ無理な技術
です。でも、確実に開発進化していくべき技術ではあり、
その分、莫大な恩恵を人類は受けるのでしょうが、その反
面となる「副作用の領域」も計り知れないものがあると言え
ます。「何故、そう思ったのか？」と聞かれますと、それは
毎度おなじみの「弟子」との「ギャーナ」のやり取りの中で
浮かび上がったものだと言えます。その弟子は元々アジア圏
インドを中心にネパールとか海外を頻繁に渡り歩いてきた
経験があるのですが、今回の全世界的「コロナ騒ぎ」が起こ
ったことによって「コロナ以前」と「コロナ以後」では、
大きく「世の中」の世界観が「変容」してしまって、安易に
「旅」というものが出来ない、言わば「不自由な世の中」に
なるのでは？と危惧していました。確かに、ついこの間まで
「インバウンド観光客」に溢れていた「京都」にしても、
「元どおり」になるのが「いつになるのか？」なんて、現在
の状況では「遠過ぎて」予想がつきません。
「世の中」とは、こうした「事件」をきっかけにして、いつ
の時代もそれを「補う」ように「変容」を重ねるものですが、
「弟子」の予測はこうです。
《今後観光という産業がヴァーチャル化していくのではないかと思いました。 例えばタージマハルや桂離宮などの見学がVRになり、時期と場所を選ばずに見学ができる、（例えば若葉の時期や紅葉の時期の桂離宮、新月のときや満月の時のタージマハルなど、一度訪れるだけでは味わえない光景を見る）という風になるのかと思い、 今後は行くこと・訪れることに価値がないものは消滅し、 観光ではなくリゾートもしくは巡礼という傾向が強まるのではないかと思いました。》
《五感の話になるのですが、現状VRで再現できるのは視覚・聴覚に限られるので、実際のそこの場所の空気に触れる、匂う味わうといった、比較的身体に近い感覚を体感してくのは巡礼かリゾートになるのかなと思った次第です。》
「VR」とは現行においては「エンタメ」ですから、人がなか
なか行けない様な「スリリング」なものか、未来的シチュエー
ションが殆どだと言えますが、それは「ゲーム的要素」におい
て使用されているから、そうなのだと言えます。
《でも、そこから「VR」の「使用範囲」が「ゲーム」の範囲から「拡張」されて、他の分野に広がって行けば、どうなるのでしょう？》
《まさに、普段は行けない様な「観光地」から「世界遺産巡り」に始まり、「海外の歴史的精神文化」にも触れることによって人々の「信仰の形」も変わっていくのかも知れません。》
本来は「知る由も無いものを知る」この事に「照準」を当てて
改めて考えてみると、我々「行者の目線」から見れば「VR」
とは《まるで「瞑想」じゃないか？》とも思えて来る訳です。
《つまり、何が言いたいのかというと、未来の進んだ「VR」では、その「ソフト」の「あり様」次第で、まるで「修行」をしたかのように、簡単に「感覚覚醒」を成してしまう人が多数出てくることが予想できるのです。》
つまり進んだ「VR」が「覚醒マシーン」になるかも知れない
ということです。
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