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《足ツボではなく実は足面》
「足裏マッサージ」や「手のひらマッサージ」は、
「足裏」や「手のひら」にある、「身体」の「各器官」
「部位」につながる「反射区」を「刺激」する事によって
「反射区」に対応する「各器官」の働きを「高める」事を
目的とした「健康法」で、全ての「総称」として、
「リフレクソロジー」と呼ばれています。つまりは
「リフレックス=反射」の「語源」の通り「反射療法」
に当たります。《よく「足ツボ」や「手のひらツボ」と
呼ばれますが、実は「ツボ」ではなく、あくまで「面」
としての「反射区」なのです。》
つまり、本来は「中国」で使用する「鍼灸」「点穴」等の、
「経絡、経穴」とは「起源」「歴史」「理論」においても、
全く「関係性の無い」ものなのです。しかし、その様な
紹介経緯から「東洋由来」と思われがちですが「リフレク
ソロジー」自体は「アメリカ発祥」であり、医師「フィッツ
・ジェラルド」により「提唱」された「ゾーンセラピー」
が元になっています。後に日本に持ち込まれた「イギリス式」
は「看護師」の「ルナ・ターナー」による「医療実証」を元に
「ホスピス」等の「緩和ケア」で広められ、「台湾式」は、
スイス人「宣教師」の「ジョセフ・オイグスター」が
「信徒」に「リフレクソロジー」を施し「若石健康法」と
呼ばれて広まりましたが、それも「スイス人看護師」の
「本」を参考に「施術」したと言われています。つまりは
「医療現場」における「鎮痛緩和」が全ての「元」になった
「施術法」と言えるのです。日本での「普及」は近年で、
「元JALのCA」「藤田圭子氏」がイギリスでの経験を
元にした「英国式リフレクソロジー」を「専門店舗」と
して展開したのに始まります。
しかし「歴史上」においては、別の「起源」として、
「足裏」への「マッサージ」自体は、結構、散在している
ようです。最古では、約五千年前の「エジプト壁画」に
その様子は描かれており、「日本」においても奈良の
「薬師寺」にある「釈迦」の「仏足跡」には「五臓六腑」
を表す文様が描かれています。そして、そもそもこれを
もたらした「中国」においては、古典中医書「黄帝内経」
に「足裏」の状態から「病気」を「診断、治療」する、
「観趾法」として「記述」されており、中国伝説の「名医」
「華佗」により、更に「体系化」され、「足心道」と
呼ばれ、「民間療法」として、中国全土に広められます。
この「観趾法」と「足心道」の流れは、やがて「日本」
にも「柴田和通氏」らにより、伝えられることになります。
「中国観趾法」の「根本原理」は、やはり「神経反射原理」
にあり、「反射区」の刺激により、「脳」に刺激が伝わり、
「再生、復元能力」を引き出そうとするものです。
私は当初「足ツボ」と聞いた時、当然「?」となりました。
「内丹法」における「経絡、経穴」には、全く出てこない
「ツボ」な訳ですから、そんなものが「存在」するのか?
とも思いました。しかし、これらの「流れ」を調べて
いくと、一つの「療法」としての「歴史」も有ったりして、
「大陸」を超えた、複雑な「技法」の「伝わり方」に、
「人の探究心」の「奥深さ」に、ただ「驚かされる」次第
です。つまり最終的には《「点」ではなく「面」》と
いうことなのです、「ゾーンセラピー」なのですから。
いかがでしょうか?「足ツボ」は結局「黒」なのです。
足に「ツボ的」な「経絡」が存在している訳ではあり
ません。現在「経絡」は「WHO」においても認定さ
れる程の信頼性を得ています。「足ツボ」はその足元
にも及びませんが、皆さんが喜ぶなら、それも有りな
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