再解説「印僑」が使う精神魔法「ジュガール」（好きな事と、得意な事が「同じ」とは限らない）７

《好きな事と、得意な事が「同じ」とは限らない》

「ジュガール」の「教え」は、地方を納める「藩王」、

「ラージャ」の時代には既にありました。

「藩王」と言えば「マハ ラジャ」。「マハ」は漢語で

「摩訶」、「特別な、大いなる、超」を意味します。

「ジュガール」という「言葉」自体はインドで普通に使

われています。今ほど物に恵まれていなかった時代、今

ある物で「間に合わせて」上手く機能させたり、何か知

恵を振り絞らないと、いけない時、師匠も「ジュガール、

ジュガール！」と「まじない」のように言っていました。

「知恵袋」みたいなものですね。

最近では「ハイブリット」とか「ソリューション」と言

われているみたいですが、少し大袈裟にも聞こえます。

「ジュガール」の「教え」には様々な「古典」のような

「逸話」と共に伝えられていますが、現代では人それぞ

れの「たとえ話」で伝えられます。師匠に聞かされた

「話し」の一つに、

《魔法のランプは、持っているだけでは駄目、

こすって、願わないと何も起こらない。》

というものがありました。とかく「遠慮」しがちな

「日本人」と違い、莫大な人口のインドでは、一族の

誰かが「抜きに出て」家族親戚、皆を「楽に」して

あげようという、また、違う角度の「思い」があるの

でしょうね。それを「成就」させる為には、しっかり

とした「願い」と「志」が必要なのです。

その為の「ジュガール」の「教え」の一つに、

《自分、自らに「枠」を作ってはいけない》というも

のがあります。以前にも書きました一つの「要点」と

して、あなたの周りに様々な物事がありますが、

《好きな事と、得意な事が「同じ」とは限らない》

これが往々にしてあるのです。「好きな事」は誰に言

われなくても、自ら飛び付きますが、「得意な事」は、

なんらかの「縁」「きっかけ」があって試してみない

と探し当てる事は出来ません。

「得意な事」とは「仕事」や、その「段取り」におい

て次々と「展開が読める」「予想がつける」というこ

とです。これは「単純」に「上手」とか言うことでは

なく、長い月日の中で「うまくいかない」事があって

も、事前に「予想」がつき「対応」や「修正」が上手

く出来るということです。

そんな「素質」が、あなたの中に沢山「眠っている」

可能性があるのですよ。だから「どうせ」とか考えず

に、その「縁」「きっかけ」を「引き寄せて」欲しい

と思うのです。

いかがでしょうか？「好きな事」は誰に言われなくて

も、自ら飛び付きますが、「得意な事」はなんらかの

「縁」「きっかけ」があって試してみない、と探し当

てる事は出来ない。つまり人生が「運と縁」により采

配されていると言う由縁です。《魔法のランプは、持

っているだけでは駄目、こすって、願わないと何も起

こらない。》これは、全ての目的、目標に「具体性」

を持たないといけない、という教えです。「幸せであ

ります様に」の「幸せ」の定義は人の価値観により大

きく変わる訳ですから、曖昧、抽象的と同じで、叶え

にくいとなります。

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