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さて、ここからは「先天の気」と「後天の気」について
解説いたします。この「思想理論」は中国の「内丹哲学」
によるものです。これに関しては「道教」を始め「仙道」
「陰陽道」等、「根を同じくする」各立場からの様々な
「解釈」が実在するため、初心者の方々にとっては
「混乱の種」に成りかねない「思想」とも言えます。今回は
「武当派内丹法」としての、私なりの「解釈」で解説したい
と思います。
《「先天の気」とは「あの世」の「氣」です。》
まず、この「理論」をご理解頂くには「あの世」は「陽の気」
で「満ちて」いて、「この世」は「陰の気」が元になって、
部分的に「陽の気」を含んでいる。という「前提」であり
「システム」を理解して頂きましょう。よく「人の性格」を
「あの人は陰気、陽気」などと言いますが、「陽気な性格」
とは、どの様なイメージがあるか？と聞かれますと、
「明るい」「熱心な」「熱血」「本気になりやすい」と
言うようなところだと思いますが、「あの世」では我々は
「肉体」の無い「魂」だけの状態で居ることになります。
当然「あの世」でも「他の魂」と「コミュニケーション」を
とる訳ですが、上では「肉体」がありませんから、
《「思い」の乗った「氣」すなわち「念」で話します。》
これは、以前にも解説いたしましたが、《「氣」とは「魂」
の「湯気」》です。熱く思えば「魂」は燃え「湯気」たる
「氣」は大量に周囲に「拡散」しますし、それが「特定」
の「人」に向けられた「思い」であれば、その「人」に
ダイレクトに届く「指向性」を持ちます。「この世」とは
「あの世」の「一部」ですから、この様な「氣」の「性質」
は「この世」でも同じように振る舞うのです。
これが、同時に意味しているのは、「あの世」では「思い」
がダイレクトに伝わる為《「思った」事は「隠す」ことが
出来ない。》ということです。仮に「嘘」をついたにしても
「嘘をついた」という「思い」が出ますから、それも相手に
伝わってしまうのです。「この世」と違って「あの世」では
「思いを秘める」ことは出来ません、「隠し事」も不可能
です。全てを含めて「良くも悪くも」正直にならざるを得ない
世界が「あの世」なのです。この「性質」は「魂」にとって
更なる「条件」を突きつけることになります。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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