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最後は「信仰的側面」からの「幸福感」の追求です。
「仏教」を生んだ「インド」においては、その「一生」
が「カースト」によって「左右」される、つまり、
その「カースト」を「一生」背負わなければいけない
という理由から、「この世」は「苦」であり、その
「一生」とは「修行」である、と説きます。何故なら
「カースト」は「生まれ」であって、その人の「努力」
では、変えることが出来ないからです。それでも、
「近代」になって「仏教」も、その「有り様」「解釈」
も「変化」を重ねています。つまり「苦」のみの
「ネガティブベース」の考え方から、「ポジティブ
シンキング」の「仏教」の「解釈」が進んでいるのです。
「ダライ・ラマ14世=テンジン・ギャツォ」は、その一人
です。氏は《「幸福」を得ることこそ、「人生」の「目的」
であり、人はそうなる「資格」と「能力」がある。》と
説いています。つまり「現代」において、「宗教」を
信じていようと、いまいと、人は誰しも「幸福」になる
ことを「望んで」いるし、そうなる「権利」を持って
いる。もちろん、他の「生き物」も「幸福」を望んで
おり、「不幸」を「避けたい」と望んでいる。しかし、
「人間」は他の「生き物」と異なり、その「知性」を
用いることで「不幸の因」を取り除き「幸福の因」を
創り出す「能力」を持っている。これを「前提」に、
したとき、《「幸福の因」とは「物質」や「欲求」に
満たされることか?当然「答え」は「否」となる。》
「古式マスターヨーガ」の「教え」にも同様の「以下」
の「言葉」があります。
《「人」は、その「全感覚」、
「視覚=形」「嗅覚=匂い」「聴覚=音」「味覚=味」
「触覚=肌触り」の、全ての「五感」が「満足できる」
素晴らしい「条件」に満たされていたとしても、
「心」の中に「一片」の「恐れ」や「不安」が在れば、
それらの、素晴らしい「感覚」は途端に「飛んでしまい」
「幸せな気分」になれなくなってしまう。》
つまり《「心の苦しみ」は「肉体的」に「快適な感覚」を
「打ち消す」ことが出来る。》という「事実」に突き当たり
ます。「不安」や「恐れ」を基にした「心の苦しみ」が
それ程の「支配力」を持つのですから、最終的に「この世」
が「困難」に満ちた「場所」である、という「事実」を
「前提」にしたとき、《それに唯一「対抗」することが
「可能」な「幸福の因」とは、「揺れない心」すなわち
「平安」「平静」の「心」を 「体得」するところにある》
と言えるのではないでしょうか。結局、我々は人として
《自らの「心」「精神」を「鍛える」ところに「平安」が
在る。》ことは、「間違いない」と言えるのです。
では、新たな「テーマ」に移りましょう!!
「氣塾」代表 木村丈彦
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