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二つ目は「リニア中央新幹線」の「安定高速輸送」
の「鍵」を握る「車内の気圧変動」の「問題」です。
「気圧変動」と聞いて「？」と思われる方もおられる
かも知れませんが、「快適な車内環境」を提供出来る
のか？の「車輌設計」に関する「諸問題」は、こと
「リニア」に関しては「新幹線」よりも「難題」に
「なり得る」のです。「リニア」の「工事実施計画」
には「線路縦断面図」がありますが、「地下40m」
にある「品川駅」を出た「リニア」は「首都高速
中央環状線山手トンネル」の下をくぐる為に、一旦
「地下80m」まで下がり、都内から神奈川県にかけて
「大深度地下」を通過、そこから「上昇」に転じて、
「山梨実験線」に入り「海抜250m」にある「山梨駅」
を通過後、「40パーミル」の「急勾配」を駆け上がり、
「南アルプス」にある「海抜1209m」の「頂上」まで
「一気」に「目指し」ます。「時速500Km」で走る
「リニア」にとっては、僅か「５分」足らずの「行程」
ではありますが、《「乗客」は、僅か「５分」の間に
「960m」の「高低差」を「体験」することに、
なります。》更に、この「頂上」を抜けると、今度は
伊那谷にある「長野県駅」に向けて「40パーミル」で
「急落下」して行くのです。つまり「リニア」とは、
《「最強」の「ジェットコースター」に「なり得る」》
ということなのです。「陸運業界誌」によると、この
「アップダウン」は、更に「アルプストンネル」に続く、
「中央アルプストンネル内」でも「繰り返され」ます。
つまり「リニア」は水平方向の「速度」だけではなく、
「上下方向」の移動の面でも、僅か、40分の間に
「地下80mから海抜1200m」迄を、目まぐるしく
移動する、世界に例を見ない乗り物になります。
つまりは「リニア」の「車体構造」を「航空機並み」
の「気密構造」にして、「与圧」を掛ける必要性が
あるのです。それでも、度々繰り返される「アップ
ダウン」の「人体」に与える「影響」は、計り知れ
ないものなのです。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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