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《古代ウパニシャッドの真髄》2
《同一視の思想技術》
「ウパニシャッド＝奥義書」とは「古代インド」の
「バラモン」により研究されてきた「思想哲学」で
あり「古式マスターヨーガ」の「中心」となる「哲学」
です。それは「宇宙原理＝ブラフマン」と「個体原理
＝アートマン」が「本質」において「同一」である。
と言う「梵我一如」の思想が中心に在ります。この
「同一視の理論」も元来は「ヴェーダ祭式」における
「呪術的論理」が元になっており、「祭式」の場に
おいて「神話世界」と「自然界」を全て「同一視」
した「観点」から「呪術」の手法により「自然を支配」
する事を「目的」としたものなのです。
この「ヴェーダ祭式」の時代の哲人とは変わり、
「ウパニシャッド」の哲人達は、「祭式」ではなく、
より「能動的」な「瞑想」により「同一視の理論」を
「研究、発展」させました。
「ウパニシャッド」による「同一視観」には「それ専用」
の「瞑想法」が用いられます。これは「異なる」二つの
「対象」を「同一のものである」と見なして「意識」を
「集中」させ、「対象」を「同一」の元に「直観」
します。すると「瞑想」をしている「主観」は徐々に
「対象」の中に入り、「対象」と「融合」するとことが
「可能」になってきます。本来「別の個」であるべき
「対象」と言う「知」、すなわち「思い込み」を
「乗り越える」ことにより、《「対象」と「自己」が
「同化」します。》この「対象」との「融合」を
「ウパース」と言い、「対象」と「溶け合い」、
「同一」になることにより《対象の持つ「力」「性質」
が自分のものとなり、その「能力」を「体得」する
このが「可能」になるのです。》
これが「ウパニシャッド」の「奥義」の一つであり、
「古式マスターヨーガ」の「奥義」の一つでもある、
「同一視瞑想法」と呼ばれるものなのです。
「氣塾」代表 木村丈彦
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