再解説「赤ちゃんと幼児」の魂の正体（赤ちゃんも本当は分かっているんじゃないの？）１

《「赤ちゃんと幼児」の魂の正体》

《赤ちゃんも本当は分かっているんじゃないの？》

さて、今回は《「脳」と「魂」の働きの違い》に関する

「テーマ」の一つでもあります。「ご質問」を頂いた 方

は「赤ちゃん」が誕生して、ホヤホヤのお母さんです。

《いつもブログを拝見させて頂いています。我が家には
生後二ヶ月の「赤ちゃん」が居ます。そんな「赤ちゃん」
に接していると、本当に精一杯生きていて、純粋無垢
だと感動させられる日々です。なんて「パワー」に満ち

ているのでしょうとも思います。そんな「赤ちゃん」の
秘密を「氣塾的」に教えてくださいませんか？》

なるほど！何はともあれ「おめでとうございます！！」

この「テーマ」に関しては、数年前にも何度か言及して

いましたが、ここでまた、改めて解説したいと思います。

《実は「赤ちゃん」は幼くて、未だ「表現」が不自由な
だけで、本当はあれこれと「認識」していて「分かって
いるのではないか？」》

これは、けっこう古くから言われ続けてきた「医学」

「神経学」における一つの「テーマ」です。

「子育て経験」を持つ方々なら、誰もが思う事でもあり

ますし、

《実際に「子育て」とは「赤ちゃん」が「分かっている

定（てい）」で行なわれ、また「ご両親」も「赤ちゃん

の要求」や「言いたい事」を分かろうと努力もします。》

ここ30年、特に「脳神経学」や「小児医学」において

「赤ちゃん」をめぐる研究はかなりの発達を見せました。

何故、ここ30年なのか？というと、つい50年程前迄は、

「赤ちゃん」は「能力的」に何も持たない「白紙の存在」

だと「医学的」には信じられていた訳でしたが、

《誰もが「自身の子育て」においては「分かっているの
では？」と疑問を抱いていたという事から始まります。》

例えば生後間もない「赤ちゃん」が「顔まね」をする事

があります。目の前で「口を開けたり」「舌を出したり」

すると「赤ちゃん」も合わせて「顔まね」をするという

ものなのです。これは「新生児模倣」と言い「医学的」

にも確認されている、非常に微笑ましい「赤ちゃんの能

力」とも言えるのですが、これ、よく考えてみると不思

議な事だと言えます。「顔まね」をするには、相手の顔

の動いた部分を理解した上で、それに合わせて「自分の

口」なり「舌」なりを動かさなければいけない訳ですが、

それを「鏡」などを見て確認する事なく、自然にそれが

出来るのです。これには「高度な顔認識能力」が秘めら

れているのですが、そこには「教えられなくても出来る」

という「動物的本能」に予め「書き込まれたもの」が有

ると言えるのです。それは、

《「赤ちゃん」とは、ある程度の「年齢」に なるまで、
誰かに「育て」られないと「生きていけない」「死んで

しまう」という事実なのです。》

その「生存本能」に予め書き込まれた能力とは、自身を

育ててくれる「両親」を始め、自身に「好意」を持つ、

ある意味「味方を見分ける」という、生存に「必要不可

欠な能力」だと言えるのではないでしょうか？

まだまだ「赤ちゃん」の知られざる、能力は続きます。

いかがでしょうか？「本能」って凄いのですよね！それ

はその種族が生きて繁栄する為に予め書き込まれた情報

であって、決して教育されたものではないのです。その

中において、やはり一番強い本能こそ「生存本能」です。

これは絶えず「死の恐れが有るか無いか？」を日常的に

監視、チェックしています。そして、その恐れから遠避

ける為に「ネガティブな思考」を発して、無謀を抑制し

ている訳です。それも、誰に教えられる訳でもなく、

我々、人間も生き物ですから他の生き物と同じなのです。

更に、続けていきましょう！！

「氣塾」代表 木村丈彦