再解説、行とは下ごしらえ、実践はお料理（変わろうとしない頑固者）３

《変わろうとしない頑固者》

つまり、本来のその人が「道」と呼ばれるような技

術を身に付ける「ステップ」を登り「段階」という

「レベル」を登っていく中で、

《幾度となく繰り返される「なるほど！」という

「技術」と「道理」に関する「理解」と「反復練習」

による「確実性の向上」こそが、「あなた」の中に

「私は知り、尚且つ出来る！」という「確信と自信」

を作り出してくれるものなのです。》

その培っていく「自信」は、やがて日常における

「試され的なチャンス」により引き出され、生かされ、

本当にその人は「精神的」そして「対面的」にも自信

が溢れた態度と強気な選択、これらにより変わってい

く訳なのです。これはその人の元々の「性質」におい

て「強い、弱い」に実はあまり関係なく、大半の人達

は変わっていくものなのですが、中に極一部、頑なに

「変わろうとしない人」がおられるのです。

どういうことかと言いますと、

《「気力は強く」それなりに表面的には「気強い態度」

もとったりするのですが、いざ「行動の選択」となる

と、元々の「気弱」だった自分の選択肢が「癖」の様

に「繰り返されて」しまうのです。》

まあ、その歳に成るまで散々繰り返してきた癖ですか

ら、そう簡単に「抜け出せない」のは理解出来るので

すが、そもそも、その「気弱さ故の選択」の間違いが

あり、その最初の「選択」自体が間違ってしまってい

るから、その後の展開に困難が生じてしまうのですが、

この様な人の場合、内包している「気強さ」は「選択

の間違いを認めない」という「頑固さ」の方に「転化」

されてしまう、というのが独特のパターンなのでして、

それが大の大人な為に非常に「難儀で困難」な状態と

して残るのです。しかし、実際に選択を間違っている

のですから、そこから起きる「現象」自体が「上手く

いく」訳もありません。何故なら、

《その「頑固さ」自体が「強力なエゴ」になりますか

ら、その「エゴ」の中から繰り出された「選択」には

「他人起点」が無く、俯瞰して見ると酷く「自己中心

的」なものが残っているのです。》

「気弱い人」が「気力」を得ても、それが「エゴ的」

な間違った発露の仕方になると、その行動の選択の仕

方を含めて、本来「上手くいく」筈の物事も「困難と

壁」だらけのものになってしまうのです。こういう所

に「エゴの怖さ」が潜んでいるのです。

《「エゴ」はそれ程に「目を曇らせる」ものなのです》

いかがでしょうか？「不器用な生き方」とも言えます。

古い昭和的な価値観において多々見られますよね？

その当人は「分かっているけど辞められない」って所

ですか、何回指摘しても変わることが出来ません。

でも、何処かで「そんな自分を好き」なのですから、

仕方がないとも言えます。そういう人に限って自分を

「修行者的」に表現するのですが、そんなに成長しな

い修行者は修行に成っていない、只の自分イジメにし

か過ぎないのです。まあ、それもその人の人生「負け

癖」の問題です。

更に、続けていきましょう！！

「氣塾」代表 木村丈彦