氣塾的に「老いるとは何か?」を研究する(「歳をとる事」は何も悪いことばかりではない!)6

歳を取ることは悪いことではない 幸福
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今回は何かと「年寄り贔屓」な話しとなりますが、

 
《「歳を取る」という事は、何も「悪いことばかり」では
ない、ということを言いたいのです。》
 
確かに「若い頃」と比べれば、出来る事は減ります。早く
 
走る事は出来ませんし、細かい事も出来難くなります。
 
《でも、根本的に「若い人」が分かっていない事実として、
限られ、残された「出来る事」をするのが、本当に「楽しく」
「喜べる」ようになるのです。》
 
これは「氣」「精神面」が大きく作用しています。
 
《よく「お年寄り」が「子供に戻る」と言います。》これ、
 
具体的にイメージしてください。小さな子供は「純粋無垢」
 
ですから「気脈に詰まりは無く」「氣」も旺盛に流れていま
 
すから、それに合わせて「感情は大きく動きます」。大いに
 
「喜んで」大いに「泣いたり」「怒ったり」します。やがて、
 
大人になるに連れて、「エゴ」により「気脈は詰まり」「氣」
 
の流れが「少なく」なりますから、それに合わせて「感情」
 
もあまり「動かさない」様にもなります。でも充分に「歳を
 
取る」と「肉体が弱る」事に合わせて「精神も弱り」、人は
 
性格的に「丸くなる」のです。そうするとまた「気脈の詰ま
 
りは無くなり」元の様に「大きく感情を動かせる」ように
 
なります。ちょっとした心使いだけでも「お年寄り」が
 
「喜んだり、泣いたり」してくれるのは、「小さな子供の頃」
 
と「同等」に「感情が動かされる」為に、そうなるのです。
 
「歳を取る」と「若い頃」と比べれば「出来る事」は当然
 
少なくなる訳ですが、でも、その「残された出来る事」自体
 
が「楽しく」「ありがたく」思うと仰います。うちの祖母も
 
そうでしたが、「特養ホーム」で、我々から見れば「歳を取
 
って」から「お絵描き」や「簡単ゲーム」「レクレーション」
 
をしても、果たして「楽しいのかな?」と思っていましたが、
 
やはり「当人」や周りの人に聞いても、本当に楽しいと仰い
 
ます。ですから本当に「心身共に子供に戻れた」と言う事な
 
のだと思います。
 
「氣塾」の弟子の一人が普段は「特養ホーム」で仕事をして
 
いますが、やはり、そこでの「お爺ちゃん、お婆ちゃん」に
 
しても「不思議な発言」をするそうです。昨日「先祖が枕元
 
に来た」とか「○○さんは近々あっちに行く」とか、最初は
 
「たわ言」として聞いてたのですが、その中には「知るはず
 
の無い」別の部屋の物事とか「行けるはずの無い」遠くの
 
物事を「何故か知ってる方々」が結構沢山おられると言って
 
います。つまり「心身、魂」も含めて、日頃自由に身体から
 
「出入りしたり」しながら「この世」から「フェードアウト」
 
して行っている「お年寄りの実態」が伺えると言う事です。
 
これからも「お年寄り研究」は続けて行きたいと思っています。
 
 
 
更に、続けていきましょう!!

「氣塾」代表 木村丈彦


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