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先日、弟子のＤ造が「師弟関係」に付いて嬉しいブログを
書いてくれた。コメにも書いたけど、非常にウェッティ！
ジーンと来ました。アクセス数も凄いらしく、
ブログランキングも一気に２位まで上ったそうな。
僕がちょくちょくコメントするようにしてるのも、
このような「道」を歩く師弟がどの様に、一つ一つ「秘伝」を
受け渡していっているのか？また、師弟関係がどの様な質の
ものなのか？皆さんあまり知らないでしょ？だから読物と
しても面白いかな？と思いやっていまして、好評です。
この世界「弟子は師匠をなかなか越えられない法則」が
在ります。単に師匠が知っている「範囲」しか弟子には
教えられない！ってだけではなく、そこには、師匠には
師匠クオリティ、弟子には弟子クオリティが介在します。
このクオリティが実は「くせ者」で、単に真面目に着々と
進めばオッケーなのか？と言われるとそうじゃない。
もちろん、門派の学ぶ手順にそって、基礎と応用技術を
身につけて行くのですけど、然るべきレベルに達した、
然るべき弟子には、然るべき時に、然るべき生きていく
上での「問題」や「壁」が生じます「其れ用の人生」
ですね、自己や他の操縦技術を組合せたり、変形させて、
望まないといけない、そして「この時にしか教えられない
技術や事実」がけっこう多いのです。弟子にとっては、
自分の人生の分岐点が掛かってたりする訳ですから
本気ですし、師匠から見れば「学ぶ絶好のチャンス」
なんですよ。ですから「恵まれた弟子」ってのは、
けっこう「苦労」が付きまとう、でも、師匠はその弟子が
学ぶのに効率的な苦労の仕方をしているか？を見ていて、
教えて、逸話を残せるチャンスを伺ってたりもするんですよ、
ニヤニヤしながらね！でっ「師匠ーー！これに困ってますー！
こんな時は、どうすればイイですかーー？」って来ると、
「ホホホホホ！こんな時は、これをこおして使うのだよー！」
って教えて体得させる。当然、問題がどの様なレベルの
どの様な質のものなのかを「見切る」必要がありますよ。
でも、概訳するとこんな感じで、互いの人生に関与しながら
「秘伝」と呼ばれるものを教えていくわけで、良い弟子は
「恵まれた」良い苦労をしてますね。
数千年と先達から、受け継がれてきた「技術」は、
この様にして、師匠から弟子に受け継がれていくのですが、
その前進する為の異常な程のモチベーションを維持して
いる原動力は、「道」を極めようとする「志=こころざし」
にあります。 中国 元代の十八史略に
「士別れて三日なれば、即ちまさに刮目して相待つべし」
とあります。「志=こころざし」を持つ者は、３日も経てば
必ず進歩しているから、よく目を見開いて見なさい！
って意味です。
でも、師匠は師匠で、細かい苦労はクリアー済みなんで、
あまり無くても、デカい苦労やテーマに取組んでる訳で、
だからこそ、この場で言うと、
「私より、後に学んだ者が、私を追い越す事は出来ない！」
って、断言できるのです。
そして、これらを守り育て、受け継がさせる「力」は、
数千年の洗練を重ねた「道」の持つ呪い、呪縛の力の
他ないと、日々実感しています。
今日はここまで、ありがとうございました！
「氣塾」代表 木村丈彦
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