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《「人」の持つ「生き甲斐」は、その後の「寿命」に
「関係性」を持つ。》
では、その具体例に移りましょう。
これは、「氣塾」の弟子との「話し」の中で出てきた
ある日の「話題」です。近年では「早期退職」は非常に
普通になってきました。「50代」での「早期退職」も
既に「現実味」を帯びています。そして、一つの事実と
して《「早期退職者」の方が「定年退職者」よりも、
その後の「寿命」が明確に「長い」のです。》
「高齢者雇用安定法」の改正により、全企業は「希望」
する従業員を「65歳」まで雇用することが「義務付け」
られました。当然、企業はこれに対して「人件費リスク」
を避ける為に「早期希望退職者制度」を推奨するように
なりますが、「従業員」側からすれば、相応の「優遇」が
無いと「退職」には応じられません。よって希望者には
「退職金の割り増し優遇」の処置が講じられます。
つまりは、それにより「早期退職」には、その後の
《「生き方」を考える為の「時間とお金」が与えられる》
ということになります。「これが決め手」となるのです。
《「健康寿命」》という「言葉」があります。長寿大国
日本の「平均寿命」は、男性が「約80歳」、女性が
「約85歳」ですが、「健康寿命」は「健康」に問題無く
日常生活を送れる「限界」の「平均年齢」で、男性が
「約71歳」女性が「約74歳」です。「65歳」で定年退職
の場合、《男性で僅かに「6年」、女性で「9年」です》
つまり《「定年後」の「老いらくの時間」の「ゆとり」
とは「僅か」なのです。》「早期退職」の場合「考える」
ことの出来る「時間とゆとり」そして何より「体力」が
「退職金の割り増し優遇」により、与えられます。
仮に「半年」でも「一年」でも「時間」が与えられれば
ここで「改めて」、その後の自分の「人生」においての
「生き方」や「生き甲斐」が「体力」が残る中で
考えれる訳です。「趣味三昧」に「生きた」としても、
それは「一月」も有れば、人は「飽きる」ものです。
やがては「腰」を据えて「生き甲斐」を考えるでしょう。
「体力」の「余力」の少ない「65歳」になってから、
「必要とされてた筈」の「職場」から、ある日突然に
追い出されて、やる事も無く、途方に暮れるのとでは
「精神的」「体力的」にも「差」は歴然です。
その「生き方」と「生き甲斐」の「差」が残りの「寿命」
の「差」に表れてしまうのです。「高齢者社会」に
突入した「日本」では、これから「生き甲斐」と「寿命」
の問題に関しては、更に「注目」を「深める」必要が
「きっと出てくる」でしょう。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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