再解説、人の「魂」を紐解いていこう！（根拠の無い自信）９

《根拠の無い自信》

人には《まったく根拠の無い「自信」があります。》

人は、新たな「難問」に出くわすと無意識の内に、

似たような「経験」は無いのか？と「類似事項」を

自分の「魂の内部の記憶」に検索をかけています。

新たな難問ですから「今世」のこれまでに全く「経

験」の無い物事です。これを他の人から投げ掛けら

れると人は大抵「二通り」の反応をします。

《「何故かやれる気がする」又は「全くやれる気が
しない」》

これ、おかしいですよね？全く「今世」で経験の無

い初体験な物事なのに、なぜそんな気がするので

しょうか？これが「過去生」への「類似体験」への

「検索システム」なのです。「人」というものは全

く「知らない物事」には「恐れ」を抱きます。

それは前書した「真我」が働き「ネガティヴ思考」

が出てきて「警戒」をする為です。しかし、ここで

「魂の検索システム」にアクセスして「過去生」の

中に「類似の体験」又は「得意な体験」を持ってい

ると「何故か出来る」気がするという訳なのです。

これ、更には、ニュースで「災害情報」を聞いた時

や、知人から「事故」の話を聞いた時でも、人は大

抵「私は、大丈夫だ！」という自信を持っています

が、これも「全く、根拠の無い自信」と言えます。

何処にもその「確証や保証」などは存在していない

のですから。その「自信」も「何処から出てきてい

るのか？」ということです。「未来」が「予測不能」

だから、という理由は、これには当てはめる事は出

来ません。何故なら、人は日常においても、先の物

事に「不安」を抱いたり、必要以上に「取り越し苦

労」もしたりするのです。

このような「厄災」とは不意に訪れるものですが、

そこにも薄っすらながら「予感」めいたものが存在

しているもので、それも「魂」の中にある「設計図」

がもたらしてくれるものなのです。この「根拠の無

い自信」は大きな責任を持つ人程持っているもので、

そこには《果たさなければならない、多くの他の人

との「魂の約束」が大きく関与しているのです。》

全ては「そんな、気がする」という「勘と感覚」の

世界であり、その「不確定」さ故に宗教においても

「来世」を含めて「魂」の性質を、あえて「語らな

い」「問わない」とする、避ける「思想」もあり、

それを「不可知論」と言います。

まあ「死んだら分かるよ！」という事なので

しょうね。

いかがでしょうか？外からもたらされる情報に対し

て「イメージ可能」なのは今世を含めた過去世に

「近しい経験がある」から想像可能な訳で「イメー

ジ不可能」な場合は「近しい経験を持たない」よって

想起不可となる。つまり、あらゆる経験を体験し尽く

す事が出来れば、この世に起きる事象は「全て想定の

範囲内に収まる」ことになります。これが「輪廻転生

の基本原理であり存在理由」。

よって、我々は考え得る経験をし尽くし、あらゆる

「ノウハウ」をコレクションしに、この世に降りてき

たのだ、と帰結出来るのです。

では、新たな「テーマ」に移りましょう！！

「氣塾」代表 木村丈彦