古式マスターヨーガの「ギャーナ」とは？（極めるべき道「三花彩華」その第一「ユジュ」）１

《「ユジュ」は「技術的」な「コツの世界」であると同時

に「超感覚的」なものを「知覚認識」する事に、重きが

おかれます。》

これは「氣塾」における「中心行法」としての「呼吸法」

と「練功法」の実践により「気力と気量」が養生される事

が基礎となり、自分に対しての「外部周囲」または「人」

に生じる「気質、気配」を「トンレン行法」により「読み

取る」つまり「超感覚的」に「知覚認識」する事により

「体得」する「技術」であり「能力」だと言えます。

していく事を「目的」とするのです。》

ですから「ユジュ」とは、その本質的に「他の人に説明

する」にしても、言葉では「言い表しようの無いもの」と

も言えます。これは「仏教」においては「無分別智」

「実智、真智、根本智」とも言われます。「知るものと

知られるものが一つであるような智慧」のことです。 

《物事を二元的又は対立的に理解していこうとする「分

別智」を超えて「生死一如、自他不二」と直覚していく

智慧です。》

このように「万物一如」と悟るこの無分別智のことを、

「根本智」とも「実智」とも、またそれを仏教においては

「般若＝プラジュニャー」とも言います。このような「無

分別智の境地は、分別を本質とした「言葉を超えている」

から不思議といわれるのです。

《そして「第二」となる「ギャーナ、ジュニャーナ」とは、

「哲学的思考循環認識智」を示しています。》

「ギャーナ」とは「哲学であり禅」と言えます。そもそも

「ギャーナ・ヨーガ」とは「知識の道」を意味しています。

それは「哲学的思索」により「感覚」を制御して「真理」に

到達する方法と言えます。「自分とは何ぞや？」から始まり

「人とは何ぞや？」「世の中とは何ぞや？」それが「この世

とは何ぞや？」に拡大して、やがて「あの世とは何ぞや？」

という「一大命題」に移行していくのです。

今回は、そんな「ギャーナ」を解説したいと思います。

更に、続けていきましょう！！