再解説、人は犬や猫に生まれ変わるのか？の検証（一寸の虫にも五分の魂、でも人とは構造が違う）２

《一寸の虫にも五分の魂、でも人とは構造が違う》

《「犬や猫ちゃん」が「人間」に「生まれ変わる」事

は有りますか？また逆に「人間」が「犬や猫ちゃん」に

「生まれ変わる」ことはあり得ますか？》

皆さんの「ファンタジー」を壊すようで悪いのですが、

この多い「ご質問」に対する答えは「NO！あり得ない」

となります。その根拠は何処にあるのか？その答えの

「ヒント」は様々な「哲学伝承」や「禅話」の中にも

有ります。その一つ一つを検証してみましょう！！

《「犬や猫」から「人」、「人」から「犬や猫」への

「生まれ変わり」は「不可能」である、その根拠の第

一となるのは「伝承」にある「魂の構造」の「決定的

な違い」にあります。》

あらゆる「生きとし生けるもの」には、昔から言われ

る通り《一寸の虫にも五分の魂》と言われ、

「魂」は存在していると思われます。「人の五感」と

は異なる感覚を持ち、例えば「危険」が生じた際には

《各個体の「判断、選択」により「異なる行動」を取

ります。これは人とは異なっていても「何らかの意識、

意思」を持つ存在である、と言えます。よって「意識、

意思」の存在するところには、基本「魂あり」と

言えます。》

「意識、意思」が有って「魂」があるなら「同じじゃん」

と思われるかも知れませんが「早計」です。

《「虫」でも「動物」でも「小さな生き物」になれば

なる程、あらゆる「危険」を「察知」する事には「敏感」

ですし、また「危険を察知」した場合の「危険回避行動」

を素早く取ります。》

つまりは「絶えずキョロキョロ」辺りを伺いますし、

「絶えずビクビク」しています。これは当然

《「死なない為の行動」と言えますが、それは「生存本

能」によるものです。》

「生存本能」自体はあらゆる「生き物」に備わっていま

す。もちろん我々「人間」にも有ります。この

《あらゆる「生きとし生けるもの」は全てが「長寿と繁

栄」を「無意識下」つまり「潜在意識」に持っています。

これは「より良く生きる」為に必要な「環境」を「確保」

しようとし、自らの「種」を「存続繁栄」させようとす

る「根元の意識」だと言えます。》

《この「生存」の為のあらゆる「本能」が「構造的」に

「魂」の「中核、核」となり「魂」を形成しておりこの

「魂の中核」を「人間」の場合は「真我」と呼びます。》

つまり「虫や小動物」になればなる程「キョロキョロ

ビクビク」しやすい訳ですが、

《これを各個体の判断する「意識、意思」の「元」とし

て捉えると、この「生存本能」にだけ「意思決定の優先

権」が有り、それに「全てが独占」されており、ほぼそ

れまでの「過去の経験」による「記憶」が「繁栄」され

る事が「少ない」もしくは「ほぼ無い」と言えます。》

つまりは「虫や小動物」になればなる程「本能だけ」

で「生きている」とも言えます。これを「生物学的」

に説明すると「脳の大きさ、質量」において「説明」

されます。つまり「人間」の様に「脳」が大きくなる

と、その容量的に「記憶を保存し易くなり」、「虫や

小動物」の様に「脳」が小さくなれば、その容量的に

「記憶を保存出来なくなる」という訳です。もちろん

その通りだと言えるのですが、そもそも

《「医学」が発達する「何千年も前」に「魂の構造学」

において、それは同じ様な事が説明されていた。とい

う事なのです。》

いかがでしょうか？生物学においては、これらの機能

の違いは「小脳と大脳皮質」「種による脳の重さ、サ

イズ」により説明されています。あらゆる動物に進化

進歩の種とチャンスは有っても「本能のみ」に行動を

左右される他の生き物と、理性知性を持ち「本能を凌

駕」した人間では「かなりの差」が存在している訳で

す。あらゆる「擬人化」での物語は全て、人の概念と

価値観を元に作られており、その思考自体が「人間の

モノ」である時、それはやはり「ナンセンス」なのは

知性が有れば当然の事と言えます。

更に、続けていきましょう！！

「氣塾」代表 木村丈彦