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「四段目」「五段目」から、徐々に「練習」を始める
「胎息」とは、「ヨーガ」「練功法」における、
「陰」の一つの「極致」です。一般の方々は「無呼吸」
と聞くと「潜水術」の様に、最大限に「酸素」を「体内」
に「取り込む技術」を思い浮かべることと、思いますが、
《実際は「無呼吸」に近くあっても「数時間」の「呼吸法」
の「実践」と「同等」の「威力」と「効果」を引き出す
為の「技術」と言えます。》
ですから、これに「馴染む」と言うことは「我慢」とは
「異なる」訳です。《全ての「技術」は「最短」「最小」
で「無駄」が無く「最大限」の「効果」を引き出す方向》
に向かいますから、《自然と、そうならないといけない》
訳です。つまり「ほぼ無呼吸」にあっても、その中で
「氣の流れ」は「生き生きと循環」していて「意識」は
周囲からは「遮断」されて、完全に「内没」し「思考循環」
が可能になっています。言わば「リラックス」の「極致」
でもあります。ここから、更に「内没」すれば「内側」
への「極端」な「集中力」が生まれ、「体内」での
「鼓動」や「呼吸音」「循環音」が「掌握」出来る様に
なります。ここからが、「本格的」な「自律神経」への
「アクセス」です。細かくは書くことは出来ませんが、
これにより「鼓動を抑え」「呼吸」「生命活動」自体を
「最小」にもっていき、言わば「冬眠」「仮死状態」に
近づけて行くのです。「ヒント」としては、
《「死のう」として「死なない」、程々の「境地」》
とだけ、言っておきましょう。だから「息」をするのを
ひたすら「我慢」するのとは、全く「違う」という
事だけを「御理解」頂ければ良いと思います。
皆さんも「超高齢」で「髭でガリガリ」の「ヨーガ行者」
が、「氷水」の中や「地中」の穴の中で「何時間」や
「何日」も「断食」をしたり「水」だけで凌ぐ「行」の
写真や映像を、見たことがあると思いますが、これは
「胎息」が「マスター」出来なければ「不可能」な事で、
その「先」にある、「自律神経」の「コントロール」が
出来て、初めて挑める「行」なのです。
更に、この「行」には、もう一つの「宗教的側面」があり、
《より良き「死」を迎える為の「微細身瞑想」の「境地」
に「挑む」。》
と言う「目的」もあります。ですから「長年」の「修行」
の「積み重ね」も「必要」ではありますが、
「より良き死」と言う「観点」においても「超高齢」に
なってから「挑む」べき「側面」もあるのです。
でないと「行」の「性質上」、一つの「矛盾点」を
抱えてしまうからなのです。つまり、それは
「人生と力、悟りと死」に関わる「矛盾」なのです。
更に、続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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