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前回の「先天の氣」に続き「後天の氣」です。
「武当＝ウーダン」における「内丹」の考え方として、
「氣」とは「生命力」であり「生命エネルギー」そのもの
人が草や山菜を食べるということは、本来その草や山菜が
人に食べられなかったら「生きていた」であろう「生命力」
そして「その時間」を人が「受け継ぐ」と考えます。
「食への探求」と言いますが、古来から「何を食べれば」
最も生き永らえるのか？について、人は探求を重ねました。
日本人も欧米に習って「肉」を食すことにより、「菜食」
から更に寿命を延ばしたのです。
これらは「後天の氣」の元になるものです。
人はピュアな「先天の氣」をまとい、この世に降りてきて
この世に有る、「天の気」「地の気」を含む「後天の氣」
いわゆる不活性な「精」を取り込み、それに「まみれる」
ことにより、徐々に「先天の氣」を失っていきます。
人はやがて、大人になって、太古であれば「餌とり」
現代では「職」というものに就きます。「この世」とは
「魂」にとっては「行場」です。色々な「思い」を
沢山させられることになります。その中で発生する
あらゆる「本気」こそ「後天の氣」そのものです。
「仕事」の中で培う「気概」や「気迫」、どのような
「仕事」であっても、人が人生を掛けて取り組んで
いるところに「氣」が発生します。例えばコンサートで
「元気をもらいました！」とか言いますが、ここ一番で
「失敗できない」「成功させないといけない」という
プレッシャーと「気概」を持つアーティストが「氣」を
放っていないわけがありません。「書家」や「画家」が
筆に「氣」を込め残したものに、我々は感動するのですし
それが普通の「お仕事」であっても、長年の「経験」、
「思い」の積み重ねは、「勘」を養います。
まさに「この世」とは
「思い」にまみれた、「行場」なのです。
「善悪混合」で汚れていて、「思い通り」になかなか
ならないから、「この世」で「後天の氣」は育つのです。
それを何となく理解できた人達、気付いた人達は、
「あの世」をある意味「懐かしんで」、「先天の氣」を
再びまとうために「道」の字を付けれる、「行法」を
行なうのです。
だから簡単に言うと、「先天の氣」は「あの世」的
であり、「後天の氣」は「この世」的と言うか、
「この世臭い」ものと、とらえて頂ければ
よろしいと思います。
だから誰もが「本気」に「必死」になって、
「後天の氣」を出した事も、
「無我夢中」、我が認識出来ない程に夢中になって
いるのですから「無」の中にいる状態になっていて
「先天の氣」を出した事もあるのです。
私のブログを読んで頂いている皆さんは、これらを
「思い出したり」「感じたり」して欲しいのです。
私がこう言っていたと「覚え」たり、小難しく理屈を
並べるのは、単なる「知識」にしか過ぎず、
大して実際の「生きる」役には立ちません。
この「思い」や「感じ」をシミュレーション的に、
意図して「心」に作るのが「行」なのです。
「行」は「生きる」役に立つのです。
さあ！あなたも今年から「内丹法」を始めましょう！
では、また次回
「氣塾」代表 木村丈彦
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