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さて、我々は「呼吸法」を使用することによって
「氣」を発生させるのですが、
《発生させた「氣」をどうするのでしょう?》
作った「氣」は一つの「生命エネルギー」です。
「自然」の中の「水」や「空気」そして「血液」も
「循環」をしています。その「循環」の中で、新たな
「環境」へ流れて行くことによって、また新たな
「エネルギー」を得て「新鮮さを保ち」次の「環境」
に「エネルギー」を提供します。「氣」も同じで
「流れる」ことにより「新鮮さ」を保ち、新たな
場所に「エネルギー」を提供していくのです。
これは体の何処かに「気が滞り」「病変」した場合、
それを治す為に、その「部位」に「気」が集まり
「癒そう」とします。これと同じように「技術」
として「氣」を意図的に「コントロール」する事を
「運用」と言います。
「内丹法」には「調息法」というものがあります。
これも、間違った「教書」を多々、見受けますが。
「調息」とは「武息、文息」によって「氣」が「発生」
し、その「氣」が体内を満たしていくのですが、
その作った「氣」を「体内」の「頭部」に向かって
「上げたり」、または、その逆に「丹田」に向かって
「降ろしたり」、コントロールする為の「呼吸法」を
意味しています。ちなみに
「上げる」為の呼吸を「進陽火=しんようか」。
「下げる」為の呼吸を「退陰符=たいいんふ」と言います。
これらは、単純に体内における「氣」の位置を「上げる」
「下げる」だけでは無くて、「気の持ち様=気持ち」と
「リンク」してコントロールされるのです。例えば人前で
スピーチする時に「アガる」と言いますが、「氣」が
「アガる」のですから「退陰符」で「降ろせば」自動的に
「気」は「落ち着く」のです。
このように我々は、この「技術的」な「氣」の
「コントロール法」を用いて、「身体」と「精神」の
「健全」さを保つ「運用」の為に「呼吸法」を
使用しています。では、具体的な「呼吸法」による
「運用」を更に数例、紹介いたしましょう。
更に、続きますね!!
「氣塾」代表 木村丈彦
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