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とにかく「古来」よりどの「時代」、どの「国」に
おいても「人」は「占い」に深い関心を示し、
「引き付け」られてきました。また「占術」という
ものは、代々その「時の権力」の「保護下」において
「研究」され、「政治的」に「利用」されたり、
時には「迫害」を受けたりもしました。それは「占術」
というものが、「医学」「科学」「宗教」全てと「密接」
な関係にある為です。その中においても本来、最も「密接」
な筈である「宗教」とは、時代により「距離感」は、
大きく「変わって」いたようです。
古くは「神託」を伝えるための儀礼、または「神」への
「お伺い」のから未来を占う為に使用されてきましたが、
「旧約聖書」「新約聖書」の一時期には「口寄せによる
占い」や「星占い」は糾弾され、預言者アブラハムの
宗教的伝統を受け継ぐ「唯一神教」である「ユダヤ教、
キリスト教、イスラム教」においては「異教」のもの
として「悪魔、悪霊」の「技」ともされていました。
これは「占術」自体が「呪術」と密接な関係を持って
いる為だと思われますが、中世にも入りますと「逆」に
「占星術」を積極的に取り入れていたりもします。
また「東洋」における「仏教」での視点でも、やはり
「ヴェータ経典」において「呪法」をはじめとする
「占い」や「術」は、仏教の徒である以上やっては
いけない、とされていましたが、方や「呪法」に
馴染みのある「チベット密教」においては認められて
いますので、「占い」は時と場所により「翻弄」されて
いたようです。
とはいえ、本来「信仰」の世界とは、自分自身の「中」
または「外」に「神の意思」を「見出し」、「神」に
「近付く」ことが出来るように、心身共に「浄化」して
「整え」る「行」というものを、それぞれに持っています。
その「行」により「気付き」「悟る」ということは同時に
「自ら」の「力」によって《先の自身の行動を見切り》
《一切の迷いを断ち切る》ことを意味し、それを「目的」
とするわけですから、他力的な「占い」はどうしても
「矛盾」が生じてしまい、それでなくても「大きな決意」
揺るがない「大義」が「精神」に必要であるのに、
返って、「迷い、悩む」原因となり得るからです。また
これは、後書する「他の者」は「占え」ても「自身」は
「占い難い」理由と「直結」することになるのです。
更に考察を続けていきましょう！！
「氣塾」代表 木村丈彦
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